2338 のぞきめ
※ジャケット(オモテ面)
【 スタッフ 】
監 督 三木康一郎
原 作 三津田信三「のぞきめ」角川ホラー文庫
脚 本 鈴木謙一
音 楽 小山絵里奈
主 題 歌 板野友美
「HIDE &
SEEK」(キングレコード)
制作総指揮 堀内大示
堀 義貴
企 画 菊地 剛
西尾 望
プロデュース 片山 宣
井上竜太
プロデューサー 岡田和則
梶尾祐司
撮 影 榎本正使
照 明 尾畑弘昌
録 音 鶴巻 仁
音響効果 柴崎憲治
美 術 山下修侍
装 飾 篠田公史
特殊メイク 梅沢壮一
衣 装 宮本茉莉
ヘアメイク 根本佳枝
編 集 加藤ひとみ
VFXスーパーバイザー 西尾和弘
スクリプター 浦川友紀
助 監 督 中村大輔
制作担当 濱崎林太郎
製 作 映画「のぞきめ」製作委員会
制作プロダクション ホリプロ
配 給 KADOKAWA
プレシディオ
【 キャスト 】
板野友美
白石隼也
入来茉里
東ちづる
玉城裕規
小澤亮太
武田玲奈
石井心愛
池田鉄洋
つぶやきシロー
石井正則
吉田鋼太郎
※ジャケット(ウラ面)
【 仕 様 】
型 番 EYBF60957
製作年度 2016年度
製 作 国 日本
原 題 ----
発 売 元 エイベックス・ピクチャーズ株式会社
株式会社KADOKAWA
販 売 元 エイベックス・ピクチャーズ株式会社
提 供 ----
価 格 ----
字幕翻訳 ----
吹替翻訳 ----
吹替演出 ----
制作協力 ----
日本公開 ----
リリース 2016.08.10
収 録 APPROX 99min
サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ
音 声 1.Dolby
Digital 5.1ch
2.Dolby
Digital 2.0ch
字 幕 1.日本語字幕
そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、
DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
DVD、レンタル専用
映像特典 ----
※ディスク
【 ジャケット 】
オモテ面:日本最恐レーベル【角川ホラー文庫】、
秘蔵書籍が映画となり、その禁を解く――。
覗かれると死ぬ
ウラ面 :一度観てしまったら最後。
その視線は離れない。
気をつけろ、
「あれ」がのぞきに来る…
主人公が肩越しに振り返っている。それを横から捉えたショットは、落ち着きが悪く違和感がある。然も、ハダカっぽい。それこそ視線を止める効果を狙ってのことだろう。ウラ面が、ちょっと面白いデザインになっている。「一度観てしまったら~」のコピーは、視聴者に向けた警告文のようだ。何故だか輪郭をぼやかす芸の細かさ。つい、目を細めて見たくなる。“のぞきめ”の説明文も掲載されているし、[イントロダクション]、[ストーリー]、[スペック]に[コピー]と充実している。その分、[クレジット(スタッフ&キャスト)]がオモテ面に押し出されている。(笑)
【 感 想 】
「いつくれるの、それ」
劇場用映画としてではなく、オリジナル・ビデオ(OV)だと思えば、そこそこまとまった作品だと言える。アイドルが出て来るし、カワイイ若手女優さん(『カルト(13)』に出演していた入来茉里さん!)も出演している。名前の売れた実績のある俳優さんが脇を固めているし、まぁまぁ見映え良く映像も仕上がっている。(入来さんが見られるだけで満足。彼女を主演にして欲しかったなぁ)
でもなぁ、主人公を演じたアイドルに演技を期待しちゃいけないことくらいは分かっているけど、これはちょっと……。
――TV局で働く三嶋彩乃(板野友美)は偶然、マンションで起きた青年の転落死を取材することになる。しかし、ただの事故ではなかった。体はちぎれるほど捩れ、口からは泥を吐いていた。然も、その泥による窒息死だという。青年の恋人(入来茉里)は、旅行で或る村を訪れて以来、ずっと何かに覗かれて怯えていたと証言する。彼女もまた覗かれていると。それは、どんな隙間からも視線を送る《のぞきめ》の仕業だと言う。彩乃は、恋人の津田信二と一緒に古くから伝わる《のぞきめ》の由来について調べ始める。
……というお話し。
実は、ホラー映画の脚本は難しい。観客を怖がらせなければいけないし、謎解きもしなければならない。おどろおどろしい雰囲気づくりも欠かせないし、ショックシーンも随所に織り込む必要がある。やたら登場人物も増やせないし、描き出された因縁には説得力が要る。それらを90分前後にまとめるためには、並々ならぬ技量が必要だ。
低予算だから効率良く撮影しないといけない。出来るだけ日数を縮めないとポストプロダクションにかける費用が捻出できないからだ。機材だって潤沢じゃないだろうし、衣装は「出演者の私服」なんて話しもよく聞く。撮影に弁当が出ればよい方、アシスタントが買って来たコンビニのおにぎりが配られてオシマイってことも多々ある。それでも皆、映画を撮りたくて頑張っている。だから、出来上がった作品を貶すのは心が痛む。(←本心か? さんざん悪口を並べるクセに)
本作品で一番面白かったのは、ラストシーン。結局、主人公の三嶋彩乃は呪いから逃れられず地の底へと引き摺り込まれてしまう。恋人の信二は渡せなかった指輪を手に思いを馳せていると、彩乃の声が聞こえて来る。
「……いつくれるの、それ」
あー、彼女は死んでも結婚したかったのね。笑いました。(笑)
コメディとして楽しむ手もあるけど、ダメでしょ。オススメ致しません!(ストーリーもザルだし、脚本も演出も雑だもん)
【 『呪怨』シリーズ 】
『2209 呪怨[ビデオオリジナル版]』
『2210 呪怨2[ビデオオリジナル版]』
『2211 呪怨 劇場版[デラックス版]』
『2212 呪怨2 劇場版[デラックス版]』
『2213 呪怨/白い老女』
『2214 呪怨/黒い老女』
『2215 呪怨/終わりの始まり』
『2216 呪怨/ザ・ファイナル』
『2217 THE JUON ―呪怨― ディレクターズ・カット』
『2218 呪怨/パンデミック -爆発感染- ディレクターズカット・エディション』
『2219 呪怨/ザ・グラッジ3』
【 『着信アリ』シリーズ 】
『2161 着信アリ』
『2162 着信アリ2』
『2163 着信アリ Final』
『2164 ワン・ミス・コール』
【 日本のホラー作品 】
『2093 貞子』
『2107 こっくりさん[劇場版]』
『2118 口裂け女IN L.A.』
『2334 輪廻』
『2335 戦慄迷宮』
『2337 こどもつかい』