271486 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

  皮膚科医独身の ”こだわり” ブログ

  皮膚科医独身の ”こだわり” ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.10.15
XML
カテゴリ:医療問題について
アタマジラミ激増中 無理解一因 耐性種も確認
  2007年10月09日 asahi.com
  http://www.asahi.com/health/news/OSK200710080029.html

 戦後にほぼ絶滅したとされながら、10年ほど前から増え始めた「アタマジラミ」に感染する子どもの被害が拡大している。戦後世代の若い親らがふけなどと勘違いし、適切に対処できていないことが一因とみられる。 駆除薬に耐性を持つアタマジラミも国内で初めて確認され、「国立感染症研究所」(東京)はサンプルの収集に乗り出した。

 「これが卵かな」。 広島県世羅町の甲山小学校で今夏、児童の頭髪をかきわけた男性教諭がつぶやいた。髪の根本に1ミリ弱の白い粉のようなものが付着し、別の児童3人からも見つかった。  町教育委員会によると、5小中学校で7月末までに58人の児童、生徒がアタマジラミに感染し、駆除した。町教委は「前例のない大量感染で驚いた。何とか対応でき、ほっとしている」。

 国内唯一のシラミ駆除薬「スミスリン」シリーズを販売する「ダンヘルスケア」(大阪市によると、アタマジラミは戦後、有機塩素系殺虫剤のDDTでほぼ全滅。71年以降に海外から持ち込まれて再び増えたが、スミスリンが発売された81年から減少に転じた。
 しかし、96年ごろから同社のスミスリン出荷量が増加に転じ、06年には10年前の2倍に。同社は「年間感染者は小学校低学年を中心に約50万人」と予想する。感染拡大の理由に
「アタマジラミを知らない世代の親が増え、子どもがかゆみを訴えてもふけが出ていると判断するケースもある」と指摘する。

 大阪府によると、06年度に府内の小学校と幼稚園から寄せられた被害は1419件。02年度から4年で3倍に増えた。兵庫県管轄の保健所への相談は、02年度の16件から06年度には46件。東京都でも今年度の相談件数は昨年度の5割増だ。
 急増を受け、国立感染症研究所は今年度からスミスリンへの耐性を調べるDNA解析に着手。 これまでに感染者102人から採取した226匹のうち、4人の9匹に耐性が確認された。

 冨田隆史・昆虫医科学部殺虫殺そ剤室長は「4%ほどの確認では急増の主原因とは言えないが、将来増える可能性はある」。9月からホームページでシラミのサンプル提供を求めている。



私の病院でもかなり増えています!

(1)アタマジラミを知らない世代の親が増えた。核家族化で、おじいちゃん、おばあちゃんの知恵が生きていないのです。昔は『これシラミだよ』と指摘してくれたものです。
(2)プールに入る機会が多く、感染機会が増えている。

などなど急増の原因はいくらでも挙げられますが、まずはアタマジラミの存在の周知、啓蒙活動を公的に行う必要があるのではないでしょうか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.10.15 23:05:39
コメント(1) | コメントを書く


PR

プロフィール

皮膚科医独身

皮膚科医独身

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

日記/記事の投稿

カレンダー

お気に入りブログ

終わったものと終わ… New! k-nanaさん

浅村選手4打点岸投… いちろん92さん

子孫にきれいな空気… Hirokochanさん

マリリンワールド まりりん824さん
*Happy go lucky→* rinn-z2さん

コメント新着

 xczsquduru@ xczsquduru &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
 oyrmragdhs@ oyrmragdhs &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
 zjeuhigief@ zjeuhigief &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
 pjgmpaxgko@ pjgmpaxgko &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.