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テーマ:●食べた物の画像♪(85184)
カテゴリ:居酒屋・スナック
「マサさん、よくあのお店に入りましたねぇ」と地元の知り合いに妙に感心されることがある。どんなに外見がボロボロであろうが、大抵のお店は入れる自信がある。というか、このブログを書き始めてから、入る度胸がついたという方が正しいか。
そんな私でも入るのをためらってしまうディープゾーンがある。雑居ビルに集合しているスナック系の飲み屋だ。いつかは攻略しないといけないと思ってはいるが、1人では絶対に入れないし、入りたくない。行くなら誰か知り合いと一緒に……と考えている。だから私はグルメ取材をする上で、ディープゾーンの飲み屋は後回しにしている。 ところが先日、ネットで知り合った人と会うことになり、ディープゾーンの飲み屋に行くことになった。先方が「このお店で会いましょう」と場所を指定してきたのだ。 そのお店は、久米川駅北口を右に出てスーパー「あまいけ」の隣にある、1階ゲームセンターになっているビルにある。 ビルの入り口には入っているお店の看板がズラリと並んでいる。私が苦手としているディープゾーンだ。 ビルへの入り口は2カ所あるのだが、目指すお店はどうやら地下にあるらしい。そうでなくても怪しい雰囲気なのに、地下にあるなんて……。よほどの度胸がない限り、私は1人ではこんな所にあるお店には行けない。 地下の通路を見ると、黄色い看板が光っている。あれが目指すお店だ。 「まりこ」というのが、今回紹介するお店だ。入り口はまさしくスナック。店名からして、誰もがスナックと思うハズだ。でも看板をよく見ると、「おふくろの味」と書いてある。一体どういうお店なのだろうか? 中に入ると、お店の造りはまさにスナック。カウンターが中心のお店で、わずかなスペースにテーブルが置いてある。そのテーブル席に約束の人物・Kさんが座っていた。初対面だが、メールで感じていた通りの気さくないい人で、すぐに打ち解けることができた。 「このお店はママさんと知り合いなので、よく来ているんですよ」とKさん。なるほど、それでこのお店を知っていたワケか。 「お新香盛り合わせ」はどれも自家製で、「塩辛」も自家製。看板にあった「おふくろの味」という言葉通り、家庭的な味わいで旨い。 ホワイトボードに書いてあるオススメ料理の中に「レバ刺し」(750円)があったので、つい頼んでしまった。ゴマ油と塩のタレのほかに、ニンニクが添えられているのがうれしい。 レバーの鮮度は良く、臭みがなくて、甘さがジュワーっと溶け出す感じ。なかなか旨かった。 「ちょっとお腹が空きましたねぇ。私はココで夕食を食べますけど、どうですか?」とKさん。このお店では「ご飯ください」と頼むと、おかずお任せで定食(1500円)を出してくれるのだという。 「じゃあ私も食べます」と頼んで、待つことしばし。「はい、とうぞ」とやって来たのがコレだ。 いやあ、何とも豪勢ではないか。ご飯に豚汁、おひたしにサイコロステーキ、そしてメインのおかずはカレイの煮付け。まさかこういうお店で、こんな豪華定食が食べられるとは思わなかった。 サイコロステーキはちゃんとしたお肉を使っていて、噛めば肉汁が出てくる。旨いなぁ。 カレイの煮付けがまたいいんだ。「おふくろの味」といううたい文句はダテじゃないね。豚汁も具だくさんで旨いし、ご飯がおかわり自由ってのもうれしい。仕事で帰りが遅くなった時は、このお店にくればちゃんとしたご飯にありつけるワケだ。こりゃ情報としてインプットしておかないと。 店内はスナック風だけど、料理は家庭的で旨いし、ママさんは温和で優しいし、ちょっとしたミニ居酒屋という感じ。入るまでは勇気が必要だけど、入ってしまうと居心地がよくて癒される。これはね、「ちょっと仕事帰りに真っ直ぐ家に帰りたくない」っていう疲れ気味のサラリーマンにピッタリの隠れ家だね。“はじめの一歩”だけクリアすれば、1人で行くのも平気になるし、私も今後、活用すると思う。いやあ、いいお店を教えてもらっちゃったなぁ。 【DATA】 住所:東村山市栄町1-9-1 定休日:火曜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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