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カテゴリ:実介護
車に乗り込んで半時間ほどうとうと眠っていたママさんは、程なく目覚め、車の中は例によって、大笑いの話題満載。
今回のお題は「自宅の電話の子機とテレビのリモコンの区別のつかないトド」 これ、結構お気に入りなので、たびたび登場するお題ではあるけど、もちろんママさんは覚えちゃぁいない・・ トドは時として、挙動不振に陥ることがあるので、面白話の題材にはなる。 トドも使いようである。 そこそこ大笑いして、絶好調になったママさん、今日は渋滞してて診察予約時間をちょっと過ぎそう・・だったので、 ママさん一人を病棟の前で下ろして、診察券・予約表・保険証のセットを手に持たせて、病棟二階の受付作業へ向かわせる。 毎度のことだが、こういうことを一人ですると、ママさんはこの後もご機嫌状態が続く。 ただ・・・出来てるのか?という不安が付きまとうけれど 精神科外来の受付の方たちは手馴れておられるので、保険証類を手に持ってうろうろしていると、それを受け取って手続きをしてくださるご様子なので、お任せしているのが現状。 今回も、二階へ上がる階段の前で、奥の病棟へ進むドアと迷う風情のママさん、車の中から大声で「ママ、左側の階段を上がって二階よ!」と示唆、恐る恐る上りだしたママさんの姿が私の視野から消えたところで、駐車場へGO-!だ。 本日も無事、待合室にいますように・・受付済んでますように・・・祈りながらの駐車である。 待合室に戻ると、ママさんが「あ~間に合ったね~、家からどのくらいかかったの?」ってことで 私は病院でママさんと待ち合わせをしたってことになってるみたいで・・・ 一時間少々のドライブの記憶は、霧のかなた。 ![]() 写真撮ればよかったかな と、思ったけど、なんとなくそういう雰囲気じゃなく、撮りそびれた(^^ゞ 先月通院時にMRIの撮影をしたママさんの脳 全体の印象として、一昨年の10月撮影時からみると、全体的に縮んだ、というイメージを受ける。 頭部を上からスライスした画像では、頭中心部あたり、ちょうど目の奥?耳の上、と思しき辺りに、フランクフルトを二本並べたようなダメージ箇所がある、 前回撮影時より、その輪郭はくっきりはっきり、そして、前回はもうちょっと小ぶりなフランクフルトだったものが、今回は結構大物?に育ってました。 そして、脳の外周のフィヨルドはこれまたくっきりはっきり、前回写真よりその切れ込み具合がはっきりしてきたと見える。 主治医の説明を聞きながら、「ママ、フランクフルト育って、フィヨルド鋭角化ね・・・」というと「お嬢さんうまい事言うな~」と主治医も苦笑い。 そこでひとしきり、ママさんのフランクフルトのおいしい食べ方講座?になっちゃったよ ![]() 昼食前にママさん、それってなかなかブラックですな・・・私ホットドックが当分食べられないかも というほど普段食べてもいないけど ![]() そして、問題は海馬、かなり小さくなりました。 これでは直前の記憶が定かじゃないのも、無理はない。 やはり・・と思いながら、最近では今まで以上に怒りや不安感も持続しにくくなっているのを感じるという例を主治医に話す。 最近の私は、事前にレポートを用意する熱意がなくなっていて、母の言動について母の前でそのまま話すことが多い。 ごめんね、と思いつつ、「ごめんね」といいながら話す。 ママさんは「私、馬鹿になったから」とすぐに言うので、「馬鹿なじゃいよ、自分でそんなこと言っちゃ駄目よ」というと 主治医も、「そうですよ~、病気なだけだから、○○さん(苗字を呼んでくださる)馬鹿じゃないって、僕もわかりますよ」って、言ってくださった。 ママさんは意味不明ながらも、褒められた?ってことで、ご機嫌が直って結構でございます。 ![]() 来月からの通院を、第一木曜日に決めたいという希望を話す。 これは、他の木曜日に、義理家詣での予定が入りそうなため、という話も、 ママさんは「この子が大変なので」と後押しをしてくれて、サンキュ ![]() わかってんのかわかってないのかわかんないけど←わかる?(笑) 私は娘として母に心配された、のでありました。 ![]() 新薬についても聞いてみた。 やはり、進行を抑制する薬、なわけで、まだまだ脳のというか細胞の変化を抑える薬というのは、神秘なものなのだそうだった。 ビゴチャン、ごめんね、あんまり突っ込んで聞けなかったよ。 アリセプトを飲んでいて、効果があるといわれていても、確実に脳は死滅してる。 行動にそれが如実に現れてこないのは、家庭生活を自らが主になって行っていない生活形態だからだ。 ママさんには、今の施設でもよいのかもしれない、 大勢の入居者が居られて、館内が広く、うろうろしても危険なことは少ない。 そのつど話の合う誰かと、おしゃべりをしながら、無意味ではあってもお客様扱いのプログラムをしてすごす。 そんな生活のほうが、ママさんにはむしろ合っているかもしれない・・・ と思いつつ、ランチはママさんに決めてもらってイタリアンスパゲティ~ご馳走になりました。 ソーセージ入ってなくて助かった。 ![]() このあと、新しい入居施設候補の事務所に向かう。 ママさんには、個人の住宅みたいなところらしいから、今度はお仕事がいろいろあるけど、良いかな?ときいてみたら 今も、掃除も洗濯も、朝の食事くらいは自分でやっているそうで・・・ ![]() 前途多難 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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