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カテゴリ:夢とや
白い小さな花の薫る夜。
風に乗って弦の音が聞こえる。 私はそれに応えて唄う、 月の輝く星の瞬く、 貴方の待つやさしい素敵な夜。 黄色い小さな花が馨しい夕べ。 ちいちゃなまあるいほっぺの眠る傍らで 私は貴方の好きなスープを作る、 野菜をたくさん、魚介をたっぷり、 それより貴方への想いが一番多い。 薄紅の小さな花の匂い立つ日。 貴方は私を抱き締めて、 連れていかれた、 帰れぬ処。 青い小さな花が仄かに咲いて。 届いたものは小さな欠片。 貴方だなんて信じない、 誰も何も信じない。 黒い花が開いていく、 丸かった頬がすっきりとして、 貴方のようにギターラを弾くお前を、 どうしてそんな処に送り出せようか。 鉄の花が咲き乱れる、 色もなく匂いもなく、 ただ、ただ、 何もかもがちっていく、 散りみだれ地理乱れ血利乱れ、 紛争の種ばかりが芽吹き 嘆きの声ばかりが響き 怨嗟の理ばかり充ちて、 花は何処に咲く? 私の心に、貴方の心に。 貴方のギターラに、 私の唄を。 お願い、おねがい。 いつまでも。笑っていさせて、 いつまでも、どこまでも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.03 17:16:42
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