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ひなたまさみとひなたぼっこ

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2006年10月19日
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カテゴリ:今日の絵本
みなさん、こんばんは☆
ここ数日、朝晩ひどく咳き込んでしまい、更新できませんでした。毎年、私とヒデキ(小3)は、この時期になると気管支炎になってしまいます。
みなさんはお元気でしょうか?


今夜は、一冊の絵本を紹介します。

少し前になりますが、仕事帰りに子どもたちに3冊の絵本を買って帰ったことがありました。
そのうちの2冊は既にここで紹介しましたが、今日は残りの一冊です。

タイトルは…

「おじいちゃんがおばけになったわけ」

父が亡くなって、もうすぐ2年。
父は私の子どもたちにとってのおじいちゃんですから、
それは、私にとっても気になるタイトルでした。

帯には…

「この絵本が好き!」(平凡社「別冊太陽」編集部=編)
2005年の絵本弟1位


そして何より、表紙の絵がとても優しいタッチで描かれていたので、大好きなヘレン・オクセンバリーさんの絵にも似ているような…
私はその本を手にとって、中を見てみることに。

エリックというおとこの子。
だいすきだった「じいじ」が、死んでしまいました。
ところが、死んだはずのじいじが、
夜になると、おばけになってエリックに会いにくるのです。
くる日も、くる日も…。

おばけの本に

この世にわすれものがあると、人はおばけになる

と、書いてあったので、エリックとじいじは、それから2人で「じいじのわすれもの」を探すことになりました。

じいじの家に行ってみたり、
夜の町をうろついてみたり…

2人で探しながら、じいじは自分の人生の思い出を、エリックにたくさん話して聞かせます。
もちろん、エリックとの思い出も。

そしてついに、じいじはわすれものを見つけることができました。


「やっと、おもいだしたんだ。
なにをわすれていたか…」

そういったじいじの顔は、もうわらっていませんでした。

「わしは、おまえに、さよならをいうのを、わすれていたんだ。

いちばんだいじな、まごのエリックにね」

とたんに、エリックの目から、なみだがあふれました。
じいじの目も、うるんでいます。

「いいか、エリック。

子どもはぎょうぎよくしなくちゃならないが、しすぎることはないぞ。

それから、いつもでなくていいから、じいじのこと、おもいだしてくれ。

じいじも、おまえのことをわすれないよ」

「うん。ぼく、じいじの写真を、かべにはっておく」


…立ち読みをしていたのに、私の目からは涙がポロポロこぼれていました。

これは、とても、とても優しい絵本です。
おじいちゃんやおばあちゃんと悲しいお別れをしてしまったお子さんには、ぜひ読んであげて欲しい本だと思います。


おじいちゃんが「おばけになっちゃう」というのも、
ユーモアたっぷりの表現になっているので、怖がりやさんでも大丈夫です
ウィンク

大切な人に、きちんと「さよなら」が言えること。
そしてその人が、いつまでも心の中で生き続けられること。


サキ(小6)とヒデキ(小3)にこの絵本を読みながら、
私もじいじとの思い出を、たくさん2人に話してあげました。
子どもたちに、大切なことを教えてくださったこの絵本の作者に、
私は心から「ありがとうございます☆」と言いたい気持ちです。


私は、

「子どもたちが、たくさんの素晴らしい絵本と出会えることで、
目には見えない心の豊かさが育まれていくに違いない!」


と、思っています。
もちろん、「それだけで」という意味ではありませんが…
だから、忙しくても小学校での絵本の読み聞かせボランティア活動は、ずっと続けているのです。

一冊の絵本を読みながら、

ドキドキしたり、
ハラハラしたり、
涙が出たり、
大声で笑ったり…

ときには主人公の気持ちになって、

同情したり、
応援したり、
腹を立てたり、
安心したり…


一人でも多くの子どもたちが、一冊でも多くの絵本と出会いながら、
優しい人になあれ☆

ひなたまさみ


●「おじいちゃんがおばけになったわけ」あすなろ書房
 キム・フォップス・オーカンソン文 エヴァ・エリクソン絵
 菱木晃子(訳)






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最終更新日  2006年10月20日 00時47分15秒
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