株価に思うこと
ライブドア問題に端を発して、株価が大きく下ブレしている。ようやく株価も調整局面に入ったかと思ったら、今日は押し目買いが入って下支え。ゲーム感覚で信用取引に手を出した素人投資家に、ちょっとした「お仕置き」程度にしかならなかったようだ。ま、フリーターにそうそう簡単に儲けられても困るしね。今日、仕事中なにげなくネットで株価ボード見ていて、ふと「そう言えば、オレが持ってた株ってどうなったんだろ?」と思った。僕の持ち株は、結婚と家の建築を契機に2001~2002年に全て売却してしまった。で、調べてみた結果、驚愕の事実が判明した。【持ち株ドリーム物語】以下は3年前売却した株が今どうなっているかを示したものです。(税金は考慮せず)○日本水産 買値191円(20,000株) ⇒ 現値473円 架空利益 564万円○あいおい損保 買値251円(22,000株) ⇒ 現値766円 架空利益1133万円○リョービ 買値135円(15,000株) ⇒ 現値846円 架空利益1066万円○日新製鋼 買値140円(36,000株) ⇒ 現値363円 架空利益 802万円○古河機械金属 買値178円(10,000株) ⇒ 現値293円 架空利益 115万円な、なんと!家なんか建てずに今も持っていれば、計算上3680万円という巨額の利益を生み出していたことになる!!!(この額は利益ですよ、利益!)元本は別にして、儲けだけで3680万円。どひゃー!すごすぎるぅ。何かとってもお金持ちになった気分。(←当然、バーチャルなんだけど)僕が全株式を売却した2001~2002年はデフレ不況の嵐が吹き荒れ、日経平均株価が20年ぶりに8千円を下回るという、まさにドン底の時。要するに、タイミング的に1番安い(悪い)時期に売り払ってしまったわけだ。トホホ・・・つくづく商才のない自分。まあ、現実的にはあの時売らなくても、今日まで引っ張る前にどこかで我慢できず売却しちゃっただろうけど、“MOTTAINAI”ことをしたなと思う。しかしながら、全てが悪かったかと言うとそうでもないようだ。その事は最近大量に舞い込む、新聞の折り込みチラシを見ると実感できる。我が家の周辺の地価がジワジワ上昇しているのだ。我が家よりも駅から遠く、環境的にもイマイチな地域の地価が今や坪単価120万円。土地だけでこの値段。東京の土地は高すぎ!驚くことに、こんな上昇してるのにもかかわらず我が家の区画は人気が高く、チラシに出る前に売れてしまう。一体、いくらで取引されてるんだ?ま、単純に我が家の区画が条件的に劣る地域と同じ値段だと仮定した場合、今買うなら(坪単価120万円×59坪)で少なくとも7000万円以上のお金を用意しなければならない。土地だけで。これにプラスして上物にヘーベルハウスを用意しようものなら、外構等を含めて軽く1億円突破コース。今となっては最初から夢のまた夢。第一、満足いく出物もない。資産リストラで企業が土地を大量処分していたあの時だからこそ掘り当てられた宝物。まさに絶妙なタイミングだった。だって『夢の土地』だもん。あんなドン底の時期に株を売って損したと思ったけど、見方を変えれば、単に資産構成を「株」から「不動産」に移しただけとも言える。(かな?)どうせ株で儲けても家以上に大きな買い物はないし、株と違って家は一期一会だから、満足いく家が手に入っただけでもOKとしなければ。(と自分自身に言い聞かせる)最近の株価を傍観しながら、一喜一憂しないのもそれはそれで幸せかなと思った。