カテゴリ:ふるさとわが町
「忌み明け」の忌みの意味とはいったいなんでしょうか?
一般に「あの人は忌があるので・・」なんて日常会話で殆んど使いませんね。 父が亡くなって35日になりますがこの「忌みあけ」とは 忌まれるべき(不浄なる事、死を意味します)状態がしだいに薄れ、平常の生活に戻って行くこと・・・となっています。 当家では50年間不幸が無かったため忌明けを戴いたことはありませんが・・・ しかし反面、濃い親戚先に不幸があった場合は亡くなって1月ほど経過した後その家、又は家族の特定の人に対して「忌み明け」をしてあげたことは経験しています。 また、こんな場合もあるのです。 数年前、私の母の兄妹[叔父、伯母」が亡くなったので母は「忌み持ち」と人になってしまったのです。 だので母親に対して「忌みを開けてあげましょう」と赤飯、生臭の差入れを持ってきて下さった親戚がありました。 母親だけ独占でいただくというほど厳密ではありません、家族揃っていただきます ---------------------------------- 簡単に云うなら忌みがある人、家に対して不浄なるものを取り除くために親戚が「赤飯を炊いて」忌みをを取り払ってやるのです。 もう少し詳しく云うと亡くなった人をKさんとすると、Kさん兄弟Kさんの子供には同居如何にかかわらず「忌み」が発生します・・・・? 具体的に云いますとわが父が亡くなって我が家の家族全員、父の兄弟、父の子供(私の兄弟)には忌みがあるのです。 今回我が家は親戚から赤飯・・・最近では「なまぐさ」が多いようです。 この度の忌明けに2つの親戚よりいただきました。 これは持ってくる親戚に順番がある訳ではなく当然ダブっても一向差支えないのです。 血縁的に近い親戚の人(隣人、友人では×です)が 「赤飯をご馳走して」忌みをあけてやるのですね。 「親戚に迷惑を掛けないで自分一人で何処かの神社に参拝してあけたらいのに」 と現代人は思うのかも知れませんが向こう1年間は神社参りは御法度なんですね。 なにか訳が解らなくなってきたのではないでしょうか? (笑) この風習はこちらのみかも知れませんが面白いですね。気色悪いですか? --------------------------------------------- さて35日は「釜清め」として台所をお祓いする日です。 と云っても亡くなってから台所を封印して未使用だったわけではありません(笑) これも「忌明け」と同じような意味で台所(火を取り扱う処)をお祓いする行事です。 正式には宮司さんにお祓いをお願いするのが習慣なのですが、簡略して竹笹を2本とって来て両側に立て祝詞宜しく・・・・・・「ハラミタマエ、キヨミタマエ」で我流の「釜清め」を終了しました。 話しがアチコチ飛んで申し訳ありません ----------------------------------- 仏壇では・・・・ 所によっては7日、7日ごとに住職が拝みに来れれるところがあるそうですが大変ですね。 私どもの宗派はこの行事はありません(和尚さんが来られるという事です)のでその点は楽ですね・・・・楽だなんて俗っぽい表現しか出来ません 父の49日法要、正確には8月4日になりますが盂蘭盆会も近くなり住職さんの都合がつかないのでこの29日に行う事としています。 簡単に住職提案の29日を引き受けたのですが毎日が真夏日、猛暑日です。 田舎ですので当然法要は当家で行いその後納骨となります。 墓地は四方が水田に囲まれたとても環境にいい場所ですが一木一草も生えていません。 管理が行き届いているのです 日陰もないので暑さがとても気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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