テーマ:読書(8578)
カテゴリ:読書
今年のNHKの大河ドラマは「どうする家康」というテーマとなっていて、主人公はいうまでもなく徳川家康です。 家康の物語については、これまでもドラマや映画で多く取り上げられており、その生涯はおおむね理解しているつもりです。 ところが、今年の大河ドラマの家康は、若いころはどこか頼りなさげで、これまでの家康とは違うイメージとなっています。 そんななか、歴史家の磯田道史さんが書いた家康の本があったので購入して読んでみることにしました。 なお、この本の目次は以下のとおりとなっています。 第1章 「境目の土地」三河という運命 第2章 信長から学んだ「力の支配」とその限界 第3章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」 第4章 二つの滅亡長篠の合戦と本能寺の変 第5章 天下人への道 磯田氏は、そもそも家康は始めから天下を取ろうとは思っていなかったとされていますが、たしかに本能寺の変が無かったら、信長との関係がどのようになったか分かりませんね。 なお、信長と同盟を結んでいたからこそ、武田信玄に滅ぼされなかったともいえるわけで、とても天下を狙うどころではなかったと思います。 ちなみに、本能寺の変では、明智光秀が武田に内通していたことを信長に知られるのを恐れて、あらかじめ信長を討ったかもしれないという磯田氏の説は面白い内容でした。 また、家康の正室の築山殿が武田と通じていたのは、そもそも武田からの働きかけによることらしいというのも興味深い説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|
|