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【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

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2018年08月14日
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カテゴリ:ビジネス名著
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その528・520冊目】
・紹介する本
・サノーさん一言コメント
「世界的な大企業も、変化し続ける世界に翻弄される。戦略転換点の実例を学び、そこから知恵を得る」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「人の心が変わるから、世の中は変わるのでしょうか。ビジネスにおける勝者と敗者をわける理由を知ります」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):世界中に製品が行き渡り、世界中に関連会社が存在し、国家予算にも匹敵するほどの売上を維持する。これが現代の「企業における地球規模の成功」だと判定する要因となる。
ウノーさん(以下ウ):もちろん、全ての会社が目指す「条件」ではありませんが「大企業」を目指すなら、それは「判定基準」ではなく「維持するための条件」となっています。
サ:もはや「日本」という縮小する市場では「維持することすらできない」という時代なわけだ。
ウ:そして、その条件をクリアした「大企業」も、それだけでは「維持」できない世界となっているわけです。
サ:「インテル」は、日本でも「知らない人はいない」企業だ。
ウ:ほとんどのパソコンに「Intel inside」のシールが貼ってありますから。
サ:そこまで成長しても「変化」という「法則」の前に、滅びの危機に直面するわけだ。
ウ:この本では「メモリ市場」で支配者となったインテルが、どう衰退し、危機を迎え、それを乗り越えて「マイクロプロセッサー」というジャンルで再び君臨することができたのかが、克明に書かれています。
サ:キーワードは「SIP」、「戦略転換点」だ。
ウ:製品のクオリティー、顧客満足、ブランディング、物流、それらは高い水準で維持できているのに、なぜか「衰退」していく企業が、その「根本」に気づき、「転換」する決断を行う必要性を説いています。
サ:どれだけ頭のいい人たちが集まって、最高のテクノロジーを開発しても、この「転換点」は発生する。
ウ:その事実は、歴史として確認できる「国の栄枯盛衰」や「文化、文明の栄枯盛衰」と同じ感覚を引き起こします。
サ:この本を読んで考えたのは「なぜ、この世界は、あらゆることで変化を求めているのだろう?」という疑問だ。
ウ:不思議です。「変化がない」ほうが、合理的で効率的なこともあるのに、全てにおいて「変化」が発生し、それに対応する「必然性」が生まれます。
サ:その辺りは「存在」という言葉を考えるときの、大きなヒントとなる。
ウ:そうなると、それは「ビジネス書」のジャンルではなく「哲学」になりますね。
サ:本質においては、どちらも同じ、ということなのかもしれない。
【了】





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最終更新日  2018年08月14日 07時46分23秒
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