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【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

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2018年08月30日
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カテゴリ:古典
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その544・536冊目】
    
・紹介する本
     
・サノーさん一言コメント
「地球が球体であることが事実だと認識されてから生まれた、夢と冒険。資産家の賭けの行方に世界中の人々が魅了される」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
    
・ウノーさん一言コメント
「150年前の大冒険は、現代でも通用します。旅行に必ず持っていきたい文庫となります」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
     
・サノーさん、ウノーさん読書会
    
サノーさん(以下サ):「冒険」は人によって「見て楽しむ」ものであり、人によっては「やって楽しむもの」だ。
   
ウノーさん(以下ウ):誰もが皆、命がけの冒険を望むわけではありませんが、それを知る楽しさ、それを想う楽しさは、どちらの立場も共通していると思います。
   
サ:遠い昔に「世界文学全集」かなにかで読んだだけだったから、大部分が忘れていた。
    
ウ:「大富豪が全財産をかけて、タイムリミットを宣言して地球一周に挑んだ」という基本設定すら忘れてしまっていました。
    
サ:その設定が、この作品が単なる「世界紀行」ものではなく、トリックのあるミステリーとしても支持される理由となっている。
   
ウ:当時の、交通手段が未発達の「広大な地球」を「時間内に」旅するというスリルは、存分に楽しめますが、やっぱり「世界を旅することが可能となった文明」を賞賛し、未知なる世界へ行けるかもしれないという「希望」を与えてくれるのが、この本の魅力だと思います。
  
サ:そして「その気になれば、地球上どこでも行ける」という現代においては「忘れられた冒険」を思い出させてくれる。
   
ウ:それは「情報」としての「旅」ではなく、「冒険」としての「旅」です。未知なる土地へ「挑戦」する感覚です。
   
サ:それは、旅に出る動機にはなる。だが、実際は事前の情報を仕入れ、それを確認し安全を確保して「楽しむ」のが主流だ。
   
ウ:そこは「好み」だと思いますが、「冒険」はやっぱり「若いうち」だと、この本を読んで確信してしまいました。
  
サ:「知力」よりも「体力」だからな。その前提条件は、やはり年齢と連動する。
  
ウ:かといって、冒険を楽しめないわけではありません。体力を前提に、安全を考慮し、行きたい場所に行きたい方法で行く、それはむしろ「若くない」ほうが、色々な条件が良くなります。
   
サ:旅は、間違いなく「超ハイリターンの自己投資」だ。その事実では、年齢を問わない。
 
【了】





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最終更新日  2018年08月30日 08時27分56秒
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