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テーマ:英語のお勉強日記(7859)
カテゴリ:英語のお勉強日記
昨日ボストンから来ていたアメリカ人の同僚が、「俺はカナダに移住する」と真面目に言ったので驚きました。11月2日の選挙後、すなわちブッシュの当選後は、アメリカの将来に対する悲観論が東海岸と西海岸の諸州、5大湖周辺の一部の州で強くなったようです。
「じゃあなんでブッシュが勝ったの?」と彼に聴くと"Because Americans are so stupid!"という答えが返ってきました。現在のアメリカの世論を二分する議論も例えて「現在のアメリカはThe United States of CanadaとJesus Landに分かれていると言われている」というので、アメリカは確かに変わったんだなと思わざるを得ませんでした。The United States of Canadaというのは、アメリカを嫌ってカナダに行きたいと思っている人たちの国という意味でしょう。実際に選挙直後はカナダ政府の移民関連のサイトへのアクセスが異常に多くなったという報道もあるようです。 これまだアメリカは、他国で抑圧された人々が夢を求めて命がけでやってくるような国だった。それが、自国民が隣の国に逃げ出そうとしている(実行に移すかどうかはともかくとして、心情的に)国に変わってしまった訳ですから、これはかなり本質的な変動だと言えます。 Jesus Landという言葉に象徴される原理主義的なキリスト教をベースとした勢力(これも確かに古き良きアメリカの重要な一部なのですが)、この激動の時代にあまりに理念の違いが出てきているのだなあと感じざるを得ません。 アメリカに住んでいらっしゃる皆さんの感じていらっしゃることも聴いてみたい気がします。 アメリカの新地図 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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