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このブログでは、ここ何回か、「2025年の日本」について書かせて頂いています。
その中で、このブログの2010年12月3日の日記には、少しだけ、日本の英語教育について書かせて頂きました。 今日、インターネットでニュースを見てみましたら、次のようなニュースがありました。 <以下、読売新聞 1月23日(日)3時5分配信の引用>---------------- 新卒採用、TOEICは730点以上…武田薬品 製薬国内最大手の武田薬品工業が、2013年4月入社の新卒採用から、英語力を測る学力テスト「TOEIC」(990点満点)で730点以上の取得を義務づけることが22日、明らかになった。 通訳業務や海外赴任を前提とする採用を除いて、国内大手企業が新卒採用でTOEICの基準点を設けるのは極めて珍しく、他の大手企業の採用活動にも影響を与えそうだ。 730点以上は「通常会話は完全に理解できる」水準とされ、得点者は受験者の1割強にとどまっている。 武田薬品は、海外事業や研究開発体制の強化のために、外国人研究者の採用や海外の新薬候補品を持っているベンチャー企業のM&A(企業の合併・買収)を積極化させている。採用条件に高い英語力を明示することで、海外事業や研究開発の強化に対応できる人材を獲得する狙いがある。 <以上、読売新聞 1月23日(日)3時5分配信の引用>---------------- 私は、科学や技術には、国境がなく、それを話す言語として、「英語」がデファクトスタンダードになっている現在では、世界中の人々と協力しながら新しい製品やサービスを生み出し、世界市場で勝ち抜こうとするグローバル企業ほど、このような高い英語能力を求める方向に進まざるを得ないと思います。 最近は、「大学卒業生の内定率が6割程度等」の報道をよく見聞きしますが、少子化で大学全入時代の今、大学卒業というだけでは特別な能力を表すことはできないのだと思います。 そうした状況の中で、大学生は早い時期から、多い人では100社程の企業に「エントリーシート」なるものを送って、大学生活のかなりの期間を就職活動に費やすそうですが、その中から多くの学生がはっきりした採用基準も分からないままに「不採用」となってしまいます。 そのような就職活動の状況の中で、この「武田薬品」の方針は、自社が必要とする大学生にあるべき本来の勉学の一つをはっきり求めるという意味で、良いことだと思います。 もちろん、どのような人材を採用したいかは、それぞれの企業によって異なりますから、「英語」が全くできない人でも構わないという企業は、それで良いと思います。 しかしながら、「日産」はフランスの「ルノー」と提携関係にあり、社長は外国人なので、社内公用語は英語だと聞いたことがあります。 また、「ユニクロ」や「楽天」も社内で英語で会議をするようにするという報道も見聞きしました。 「ユニクロ」のように、世界に受け入れられるようなデザインで、それを世界で一番、賃金の安い国で大量生産して、世界中に売ろうというような会社の社員は、日本人だけでなく、世界中の国々の人になるのでしょうから、共通の「英語」という言葉で話さざるを得なくなるのだと思います。 世界は、グローバル化しています。 それは、「いやだ」とか「困る」ということではなく、人類全体のことを考えれば、積極的に進めるべきことなのだと思います。(世界で最も貧しく賃金が安いような国の人々が少しづつ豊かになるのですから。) 今、すぐには無理があっても、今の小学生が企業で活躍するようになる2025年頃の日本では、どれだけの人が「TOEICは730点以上」かな?と思います。 (英語が大のニガテで、グローバル化から遅れた、私が日本のために思います。) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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