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カテゴリ:事件・事故
日本国内の陸地においては、実に四十余年ぶりとなる【皆既日蝕】が見られた昨日、みなさんはどちらでこの“天体ショー”をご覧になったであろうか。ワタシはといえば、太陽が月の陰に完全に隠れるとされた午前11時頃を狙って外出するように予定を組んだwのだが、惜しくも空には厚い雲が覆い被さったまま、陽の光など望むべくもないくらいの曇天。それでも、辺り一面には徐々に薄暗さが漂ってきた。それが日蝕の影響なのか、単に雲が陽光を遮っているだけなのかは瞬時に判断つかなかったのだが、お昼を過ぎる頃には曇り空ながら徐々に明るさを取り戻していく周りの風景を見て、やはりあれは日蝕によるものだったのだと実感、歴史的イベントに立ち会えたような気がして、ちょっぴり感動をおぼえたものだ。
かつて『打ち上げ花火、下から見るか横から見るか』なんてタイトルの邦画があったが、今回の日蝕に関してはハイビジョンテレビの中継で見るのが最適だったようだ。 痛いニュース『【皆既日食】 トカラ列島・悪石島は暴風雨に。竜巻も…避難呼びかけ、観測どころではなくなる』 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1285839.html もっとも日蝕を見るのに適した場所とされた悪石島での数十万もするツアーについては、自分の気持ちの中でどうにも収まりが悪いような違和感を禁じ得なかった。数十年に一度の“イベント”とはいえ、天候の影響などで当日確実に見られる保証などないことにこれほどの大金とは、どう考えても料金設定がボッタクりな気がしたのだ。あるいは、ここにも何か政治的利権が絡んでいるのか?とすら思わせたのは、日蝕当日以前に報じられたこんな記事を見掛けたせいもあるのかもしれない。 痛いニュース『「日食見たい。島民に迷惑はかけない」 高額ツアーに参加しない“自粛破り”の上陸者続出…鹿児島・トカラ列島』 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1284710.html 島の治安や渡航者の安全の問題などもあるのだろうが、山狩りをしてまで追い出す必要があるのかという思いは拭えない。その理由として、 「高額の料金を支払ってくるツアー客との整合性がとれない」 なんて話もあったのだが、船舶さえ都合つければ誰でも上陸できるような場所であそこまで高額な料金設定がなされたことこそがそもそもおかしな話なワケで、そこには一大イベントで濡れ手に粟を目論んだ島とツアー会社の浅ましさが見て取れる。本来適正と考えられる料金との差額を使って、ツアー客以外の上陸を一切許さないくらいのセキュリティをひく、というのならまだ話もわかるのだが。 2ちゃんの書き込みなどでは、暴風雨に晒される悪石島の様子を見て狂喜乱舞するものが多く見られた。高い金払って見に行った客の皆々様には「ご愁傷様」と言うほかないが…これ、こうした不測の事態に対するオプションとかちゃんとついてたのかな?と一抹の不安をおぼえた。暴風雨で外に出ることもままならないような状態とあっては、ツアー会社や島に責任はないとはいえ、いくらかでも払い戻しくらいあって然るべきような気がするのだが。料金の払い戻しを求めるツアー客と、それを一切認めようとしない島&ツアー会社との攻防…第三者的には、日蝕以上に面白い“後日談”が今後繰り広げられることになるのだろうか? ぎっちょ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 23, 2009 09:14:07 AM
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