ぎっちょの『ひとりたわむれ』

今週半ばから、芸能界を震撼させた“麻薬騒動”。俳優・押尾学に続き、タレント・酒井法子の夫が逮捕され、その酒井までもが子供もろとも姿を消して捜索願が出されるなど、大騒ぎとなっている。

失踪の酒井法子さん　山梨・身延山付近で携帯の電波途絶える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000546-san-soci

捜索願が出た翌日、警察の調べで酒井が失踪した後、山梨県内で一度だけ携帯の電源が入ったとされるＧＰＳの記録があったことが報じられたが、これを聞いて「ちょっと待て警視庁」と身を乗り出したのがワタシである。

最近本稿の読者になられた方はご存じないかもしれないが、実はワタシのオトンも失踪している。2006年３月のことだから、もう３年半近くなるワケだ(はえぇ～なあ～…)。今日現在、依然として生死は不明のまま。もちろん、のりピーと同じくその日のうちに捜索願も出した。会社から支給された携帯も持っていたから、届け出た時にはもちろん聞いた。
「ＧＰＳで追いかけられないのか？」
と。

で、所轄の警察屋さんの返事。
「電源が入っていないことには…それに、仮に電源が入っていたとしても、誘拐や殺人などの事件性がないことには、プライバシーのなんちゃらかんちゃらで情報開示してもらえないんですよ」

殺人や誘拐ではない失踪者ののりピーについては、ＧＰＳ記録について開示されているようですが？

仮に記録を見ることができても、オトンの行方が判ったかどうかはわからない。だが、失踪当日の昼に沼津の郵便局から“別れの言葉”らしきものが記された便箋が同封された封書が届いた以外、まったく手掛かりのない中で、少しでも光明を見出だそうとした我々家族の願いをいとも簡単に遮った“プライバシー”という名の壁が、相手が大手芸能プロの有名タレントとなるとあっさり壊すことができるというこの矛盾について、警察は納得いく説明をしてくれんものか。あるいは、報じられない部分で何か“事件性”でもあるのだろうか？

所詮、ニュースにもならん一般市民より、その動静が逐一伝えられるタレント様のお命の方が数倍大事でございます、ってことか。そ～ですか…あ～あ…(-_-#)



ぎっちょ