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カテゴリ:事件・事故
台風18号の接近により、ワタシの住む関東地方では午前中にかけて強い雨風に注意との予報が前日から出ていた。定時に出勤することだけを考えれば、ダイヤの乱れなどが予想される電車を使うよりもマイカーで向かった方がよかったのだろうが、本稿のネタになるような出来事など起こるかもという下心もあってw敢えて電車での通勤を選択したワタシ。
家を出た頃は雨だけで風はほとんどなかったこともあって、出だしの西武線はほぼ通常通り運行していたのだが、乗換えする武蔵野線という路線はほぼ全線に渡って高架なので、雨風…特に風にに弱いことで定評がある。案の定、駅に着いた時点で本数を通常のおよそ半分まで減らして運行とのことで、すでにダイヤは大きく乱れていた。待つことおよそ30分、やってきた電車に乗り込むと、いつもは余裕で新聞を広げて読めるほど空いている車内は、まるで都心へ向かうラッシュかと見紛うほどの混みよう。人の流れに流されるまま、なんとか乗り込むことに成功。 すし詰め状態の電車では、ドア付近は乗降客のために慌ただしく乗り降りしなくてはならないし、ドアや手摺に押しつけられて痛い思いもする。また座席近くで吊り革につかまったりすると、電車が揺れて後方の乗客たちの全体重を一斉に背中に受け、ヒドい目に遭ったことも一度や二度ではない。だからワタシは、ラッシュの電車に乗り込む際はできるだけ車両中央に立つようにしている。つかまる部分がなく不安定ではあるが、周囲の人達をクッション代わりにもできるので、気分的にもいくらかマシに思えるのである。 今日も首尾よく“定位置”をゲッツ。みなさん濡れた傘をお持ちなので、自分のと合わせて前も後ろも下半身グショグショにはなったが、ベストポジションに立てたのだからこのくらいは仕方がない。通常よりやや徐行しながらも、電車は順調に北朝霞駅まで進んだのだが、荒川を越える陸橋の手前でゆるゆると電車が停まってしまった。暴風域に入った影響で風速が安全走行の許容範囲を超えたため、というアナウンスが。高架の上、ついに電車は立ち往生である。 実は、前にもワタシは信号故障で電車に4時間閉じ込められたことがあるw http://gittyo.hp.infoseek.co.jp/0706.htm#22 普段から鍛えている…ワケではないのだが(・∀・)立つのはさほど苦にならないワタシ。修行僧のような“無の境地”で風が止むのを待ったが、台風が接近しているのだから当然のことながら、窓越しに見える風景から風は勢いを弱めるどころか増す一方である。その凄まじさたるや「ゴォ~ッ」という音とともに車体が持ち上がるのではないかというほどの揺れを感じた。 1時間も過ぎると、車内で気分が悪くなる者や、押した押さないの小競り合いも見られるようになる。結局、電車を降りてJR職員の誘導のもと最寄駅まで歩くという決定が成されたのは、電車が停まって2時間以上経過した午前10時過ぎのことだった。先頭車両から順次乗客が降ろされる。幸いにも、2両目に乗っていたワタシは、歩く決定が下されて10分ほどで“車外の人”となることができた。 およそ40分歩いて北朝霞駅に戻り、移動する手段を模索したが、電車は依然止まったまま。バスは路線違いで使えず、タクシーにも長蛇の列。所長に状況を説明すると、 「特に重要な予定なければ帰っていいよ」 とのありがたきお言葉。取り急ぎ昼食だけ済ませてタクシー待ち。ようやくタクシーにありつけた時は、もう午後1時を過ぎていた。 ※この時点で、まだ武蔵野線は復旧していなかった やっとの思いで帰宅すると、心身ともに疲労困憊でグッタリ。居間の座椅子に腰掛けるなりスッと眠りに入ってしまった。気がついた時には、すでに夕方5時…携帯着信4件溜まってた! ドヒャッ(屮゜Д゜)屮 ぎっちょ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 8, 2009 10:08:17 PM
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