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カテゴリ:事件・事故
インターネットのオークションサイトで、入札する際に発生する手数料を不当に搾取していたとして、サイトの運営者が摘発された。この事件に絡み、あたかもこのサイトで格安良品を落札したかのような虚偽の書き込みを、個人ブログにアップしていた何人かの芸能人が謝罪をする事態にも発展している。
ワタシも、Yahoo!のオークションサイトは重宝していて、貴重な逸品もいくつか落札させていただいた実績があるのだが、実を言うと以前に一度だけ、知人に頼まれて“架空入札”に加担したことがある。 その時、知人が出品したある品物を、二人の利用者が少しずつ値を吊り上げながら競っていた。ワタシがYahoo!のIDを所有していることを知っていた知人はワタシに、その商品の入札価格をドンと一気に吊り上げるよう依頼してきたのである。入札している連中の商品への執着ぶりからすれば、少々高値でも食いついてくるハズだし、仮にそのままワタシが落札してしまっても「行き違いで交渉不成立」として再び出品すればいいからとのこと。ワタシは特に深く考えることもなく、知人の言う落札希望価格で札を入れたのだった。 結局その商品は、ワタシが入れた価格よりさらに高値で競り落とされ、知人もウハウハの結果となったようなのだが、裏でこういうことが日常チャメシゴトに行われているのかと思ったら恐ろしくなって、以降は自分が欲しいと思う商品にも過度に入れ込むことなく、余程のことがない限り自分の希望価格を上回ったらあっさり諦めるようにしている。もちろん、これ以降は“架空入札”も一切していない。 今回の一件は、手数料詐取という事件の本質以上に、架空の格安落札情報をブログに書き込むだけで、数十万という多額の報酬が支払われていたことに驚かされる。驚くのは金額だけではない。不信感を持って然るべき“高額報酬”を、何の疑いもなく(例え疑いは持っていたとしても)受け取れるという芸能人どもの金銭感覚が、ワタシには理解し難いものがある。 件の知人からは、ワタシはお礼の言葉こそいただいたものの金銭は一円たりとも受け取っていない。いや、もし仮に頼まれて虚偽の落札情報をブログに書き込んでくれと頼まれたとしても、それと引き換えに数十万もの報酬をチラつかされたら到底引き受けられるものではない。“実務”のお手軽さに対する金額の差があまりに大きすぎるだけに、普通の神経ではその裏に何かあるのではと勘繰ってしまうであろう。やはり普通ではないのだ。芸能界ってところは… ぎっちょ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 17, 2012 11:44:10 PM
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