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カテゴリ:ビジネス法務・資格検定試験
6日、ようやく、「ビジネス実務法務検定試験」(ビジ法)の1級公式テキスト」に取りかかった。 しかし、取りかかったのは、午後11時過ぎに乗った東武東上線の電車の中。 このテキストの内容は、本番に即した50問以上の論述問題が中心だが、ビジネス法務のあり方や昨今の法整備の解説にもページを割いている。 今日勉強したところは、そうした解説ページだ。・・・電車の中で、論述問題を解くわけにはいかない。 まずは、ビジネス法務のあり方。コンプライアンス、CSR(企業の社会的責任)、コーポレートガバナンスを中心に、ビジネス法務の今後あるべき姿について、昨今の考え方の変遷とともに説明している。 たとえば、コンプライアンスの項では、「法令遵守」と訳されてきたこの言葉が、最近では「法令等の遵守」と解釈を変え、企業倫理や社会規範なども含む幅広い概念になりつつあることが説明されている(昨年度のテキストでも同じ説明あり)。 かつてのホリエモンのように、「法に反していなければ、何をやってもいいんだ!」というのは、古いコンプライアンス・・・というよりは、幼稚なコンプライアンスといえるだろう。 その他、法的主体、特に今年5月より施行された会社法についての解説ページを勉強した。 株式会社制度は、商法時代に比べ、「定款自治」の理念の下、ずいぶんとシンプルかつフレキシブルなものとなったようだ。 株式会社制度は、自由経済のシンボルのような存在なのだから、経営者・起業家にとって利用しやすいものでなければならない。 もちろん、経営者・起業家のフリーハンドを広げるだけでは、片手落ちだ。経営者らのモラルハザードを監視し、止めるシステムが必要だ。「事前規制型」から「事後チェック型」へ、というのが、昨今の規制改革のうたい文句であり、会社制度の改正もその観点から行われているはず。 フリーハンドを広げる一方で、「事後チェック」機能を担保する仕組み・・・これをもう少し勉強する必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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