カテゴリ:出張
平成28年8月5日(金) 午前4時起床。晴れ。昨日の疲れが残っていました。本を持参していなかったので,手持ちぶさたでした。ブログを書き始めて飽きました。午前6時半、着替えてロビーに降りました。昨日のディナーで一緒した取引先の社長と、一緒に走る約束をしたのでした。この町は港湾も有名ですが、マリンレジャーの基地としても知られています。グレートバリアリーフへの魚釣りは、ここが基地港の1つです。そこに向かいました。ラン40分。走り終えて写真を撮りました。似たランニングウェアでしたが、彼の胸に「かんまんごし」のロゴはありませんでした。当たり前です。意味を聞かれました。「ノープロブレム」だと返しました。言葉は半分も通じませんが,一緒に走って意気投合。 ![]() 岸壁にちょうど釣り船の着いたところでした。日本の伝馬船とは大違い。20人は優に乗ることのできる大型クルーザーでした。グレートバリアリーフで出かけて,寄港したところとのこと。釣った魚はすでに三枚に卸され、冷凍してありました。漁場が遠いこともあるのでしょうが,何とも手早くはあります。見ると,コショウダイでした。 ![]() シャワーを浴びました。朝食はホテルに併設されたコーヒーショップでした。ベーコンエッグを注文。ボリュームがありました。食べ終えて,取引先のカンパニーに向かいました。歓迎を受けました。例によって詳細は割愛。差し障りのない写真を幾つか。一枚目は役員の一人と意気投合し、私的な話になって、それじゃーネクタイを交換しよう。そうしました。ロシアマフィアだと言われたら信じてしまうような顔をしていました。 ![]() あれこれが終わり、ティーパーティになりました。フルーツ・スウィーツが山盛りでした。朝を済ませたばかりなのに。それでも相手側、私の同世代の役員たちはパクパク。郷に入っては郷に従えです。ならばと私もそうしました。 ![]() 食べながら港湾の説明を受けました。指し示す棒がなかったのでスプーンの柄を代用するのはご愛敬。 ![]() その港に向かいました。フェリーをチャーターしてくれていました。所変われば品変わるといいますが、乗った船はこんな感じでした。 ![]() ブリッジに上がりました。船長はラフな格好をしていました。年齢を訊いたら30台後半でした。ブリスベンの商船大学を卒業、船舶運航の資格を得たとのこと。私も日本の大学・水産学部で乗船実習をしたことがある、友人の何人かは専攻過程に進んで、あなたと同じ資格を持っていると話しました。彼は海上交通のルールは万国共通だ、俺も日本で働こうか、と言って笑いました。 ![]() ただののクルージングではありません。目的がありました。ただしそれは割愛。写真は天然ガス油田のある島に接岸したケミカルタンカーです。このあたり、水深を問うと12mとのこと。石炭の積み出しにしても、天然ガスにしても、港湾は船の吃水が気になるところではあります。それにしても空が青い。 ![]() 昼食はフェリーの中でピクニック気分。サンドイッチがてんこ盛りです。取引先がケータリングを用意してくれていました。ここでも相手先の役員は皆次から次と鷲掴み。パクパクムシャムシャ。真似しましたが,追っつきません。 ![]() 写真は美しい女性とのツーショット。取引先の広報を担当する方でした。目元が涼しい。ニコンのD800を持っていました。カメラを褒めたら、これが一番と返してくれました。 ![]() 出航した場所に戻りました。付近はヨットハーバーでした。数多の船が係留されていました。小さな町なのにこの様です。マリンレジャーを楽しむのは普通のことなんでしょうか。豊かな生活を垣間見る気がしました。 ![]() その町並みはというとこんな感じです。洋風の家並みがゆったり広がっていました。狭さというか、狭隘はこの町の辞書にありません。 ![]() 閑話休題。船を下りて,アルミニウム工場に向かいました。昨日はボーキサイトからアルミナをこさえるプラントを見学。今日はアルミナを精錬,アルミニウムにするカンパニーを訪ねました。 ![]() マネージャーが説明をしてくれました。景気、原料の手配、製品の輸出先、経営努力・・・、あれこれを伺いました。この会社、株主は日本の証券会社や自動車メーカーとのこと。写真はインゴットを積んだ車両です。コンボイが牽引し,会社の門を出て行くの図です。 ![]() 夕刻、少し時間があったので土地のスーパーへ寄ってみました。店員の方に断りを言い,中を撮影しました。以下にその幾つかを。なんと言っても興味を引くのは野菜売り場です。知ったもの半分、知らない種類が半分、山盛りになっていました。 ![]() 個人的には魚売り場が気になります。鰭物は少なかったです。エビや蟹が多かったです。、牡蠣もありました。南半球は冬、さもありなんです。ちなみにこの町の今の気候はというと、夜は10~15℃、日中は20℃を少し越えるくらい。昼は半袖で十分でした。 ![]() 牛肉大国オーストラリアです。棚に所狭しでした。価格もリーズナブル。 ![]() ホテルに戻りました。ネクタイを締め直しました。取引先が歓迎パーティをしてくれました。会場の写真は差し障りがあって載せること能わず。代わりに出された料理を。ホタテとポークのソテーです。これは美味しかった。 ![]() 続いてトラウト。これもいい感じでした。ワインで流しました。他にイチジクの前菜、料理の後にデザートもついて腹一杯になりました。 ![]() 次の写真はこの町にあるプラントで働く技術者です。コロンビア国籍。ボゴタかと問うと,違う,出身は田舎の町と返されました。何か共通の話題はないか,思いをめぐらせました。そうだ、サッカーだ。W杯アメリカ大会のことをはなしました。リンコン、バルデマラ、アスプリージャのトライアングルは素晴らしかった,その雑誌を今も持っている、オウンゴールのエスコバルは可哀想なことになった・・・。単語の羅列に相手が目を見開きました。彼はサッカー大好きでした。かつてのナショナルチームを日本のおまえが知っていてくれたとは。なんてうれしいだ、というようなことを言われたような気がしました。忽ち意気投合。肩を抱き合いました。リオ五輪の話になりました。予選のグループ、日本とコロンビアが同組であることを教えてくれました。5対0でコロンビアの勝利だと威張られました。ああそうなるだろう、あんたが大将だ。日本語でそう言うと満面の笑顔になりました。 ![]() パーティーが終わって帰り際、アボジリニーの方と話しました。先ほど、余興にダンスを踊ってくれました。その折りに使ったブーメランを持たせてくれました。楽しい夜が終わりました。 ![]() 今日の一句 ブーメラン戻ってきたいこの町に 異国にて一期一会の握手かな 今日の写真は油田ガスの炎です。巨大ケミカルタンカーのブリッジ越しに燃えるの図。ガス田とバースの隣接しているところです。絶好の立地。コスト安につながります。
![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|