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2017年12月22日
カテゴリ：音楽
平成29年12月22日（金） 午前4時起床。晴れ。霜降。寒し。 忙中閑有り、という言葉があります。いつも暇なので忙中ではありませんが、何とはなしにそんな感じのした一日でした。資料を読むのも来年でいいや。差し迫っての懸案も先送り。決裁や伝票にハンコを押しながら、気持ちはうわの空でした。ただ、不良債権の回収だけは何としても。その稟議書だけは精査です。 夕方、会社が引け、チーフの女史と一緒に通夜へ廻りました。部下の岳父が亡くなりました。72歳でした。読経の始まる時刻にまだ時間がありました。弔問は私たちが一番でした。線香に蝋燭の火を貰い、振って消したら先に熾火が残ります。そこから一筋の煙が糸を引くよう昇ります。頭を垂れました。故人と面識はありませんが、これも何かの縁です。心の中で 「娘婿の上司です。婿殿は立派です。上司として助けられています。力不足ですが指導、鞭撻は任せて下さい」 別段、何を「任せて下さい」と言うことでもありませんが、遺影を前にしてそう思うことが大切、心の中で呟きました。 この際です。女史を誘い、軽く一杯やるか。そう思いましたが、断られるに決まっています。 「お疲れさまでした。帰りは気をつけてね。楽しい週末を」 見送りました。真っ直ぐ帰宅。おーよしよし。待っただろう。  ネコカリを与え、着替えました。星空の下を歩きました。今日は映画音楽を聴きながらでした。ジェット機の点滅にスクリーンを思い出し、夜道ということもあって、思うところありの散歩になりました。 家に戻ったら、いつものことです。バスタブに湯が張られていました。ありがたいことです。サッパリし、今夜は最初から冷酒です。菊水ふなぐちは濃厚です。なかなか減りません。  おっ、南瓜だ。そうか、今日は冬至だったな。美味しく煮たものを隣のおばちゃんが持ってきてくれました。軟らかい。よし、インフルエンザの予防接種もしたし、これを食べて鬼に金棒だ。  次の当ては酢の物。毎度ですが柚子の風味がよろしい。  妻の漬けた白菜です。うん、これもいい出来だ。昆布の隠し味にご飯がすすみそう。  今夜はNHKFMでN響第九の生中継を聴きました。指揮はクリストフ・エッセンバッハ。スマートなタクトでした。合唱も素晴らしかったです。聞き惚れました。馬力のいいソプラノに違和感があるとは妻の弁。そう言われるとそうだな。ブランデーの底溜まりを嘗めて、いい夜になりました。  今日の一句 この曲を聴いての夜や星の降り 今日のラン なし ウォーク40分 今日の酒 ふなぐち2合 白波5勺 ブランデー2ショット 今日の写真はトラです。アルテックのすぐ傍にごろり。ベートーベンの大音量を気にせずの図。
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