カテゴリ:本
平成30年9月28日(金) 午前4時起床。曇り。台風が近づいています。見通しは日向灘を北東に進みそう。東側を通過すれば影響は半減するんですが。 怪しい雲行きの下を出勤。午前は外部委員の集まる会議に出席。午後はデスクワーク。週明けの会議準備で時間が潰れました。写真は今日の弁当。連続の栗ご飯です。おかずには勿論あれが。振り返ると、もう4ヶ月近く、毎日食べています。顔が茄子のようになりはしないか、心配です。 夕方、ほんの僅かですが、雲間から青空が覗きました。真っ直ぐ家路に。途中、ローソンに寄っておでんを買いました。今夜は妻不在。娘が帰ってくるとのこと、大分で落ち合い、何やら楽しいことをしてくるんだそうです。晩ご飯はかってに、ということで、面倒な師の手っ取り早く。それを思いつきました。つね三の暖簾を潜る手もありましたが、このところ練習不足。ツール・ド・佐伯が来週に迫ったこともあり断念。走ることにしました。帰り着いたときにはまた厚い雲。陽の落ちて曇天、乗らない気分を励ましながら暗がりをひとっ走り。シャワーで汗を流し、当てを冷酒で流しました。写真は飲みながら捲った岩波文庫です。誹風柳多留。 中はこんな感じです。 愛想のよいを惚れられたと思ひ 逃げしなに覚えてゐろは負けた奴 このような面白みを楽しもうと買いました。しかし、本を開いて、いけません。写真の通り、解説無しの羅列です。9割方、どこが人情の機微なのか、世情の風刺なのか、判らないのです。柳多留は江戸・田沼時代の編纂です。その時代の世相や庶民生活を承知していないと理解能わず。当たり前ですが、それを突きつけられました。余談です。池波正太郎に「剣客商売」シリーズがあり、主人公の息子大治郎とその恋人三冬の父が意次という設定です。面白く、貪るよう読んだのですが、それをしても柳多留の理解には役立ちません。今後の課題です。 さてもの柳多留ということで以下にいくつか有名句を。 これ小判たった一晩ゐてくれろ 寝ていても団扇のうごく親心 役人の子はにぎにぎをよく覚え いい気色になりました。午後10時前、推理小説を持って布団へ。おやすみなさい。 今日の類語 「風刺」 婉曲、仄めかす、匂わせる、遠回し、持って回った、廻り諄い、皮肉、アイロニー、面当て、嫌み、聞こえよがし、当て擦り、当て付ける 川柳は庶民が溜飲を下げる知恵。好きです。俳句から川柳に鞍替えしようかな。 今日の一句 群雲の広がる空や子の帰省 孟宗の扱かれている野分かな 川柳試作 金満の盟主迷主がBクラス 今日の酒 冷酒2合 三楽お湯割り2杯 今日のラン 6km 今日の写真はネタ切れにつき、毎日手に取る歳時記です。 巻末に難読の季語を纏めてあります。これを読み書きできるようになると本物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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