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2019年07月11日
カテゴリ：日記
Thursday,July 11,2019 午前3時起床。曇り一時雨。夕刻、青空になりました。 丑三つ時（午前2時～2時30分）を過ぎて猶、世の中はまだ眠っていますが、この時刻に起き出し、予定のない日は概ね昼まで書斎に、です。普段は調べ物をしている旨をブログに書きましたが、その半分はdマガジンで雑誌を捲ったり新聞を読んだりです。残りの半分が歴史考証。具体的には、清朝末期から国共内戦までの大陸の動きと、日本の幕末から1945年の敗戦までの流れをを自分なりに重ねていくことです。個人的に、この時代が一番面白いと感じます。この楽しみ、実益はありません。退職し、遊んでいるのと同じです。 余談です。中国の歴史といえば「十八史略」南宋の時代に書かれた通史です。子ども向けに誂えたといわれています。当然、元の時代以降は書かれていませんが、春秋戦国から秦の全土統一、漢を経て三国（魏・呉・蜀）の時代を網羅。手に取るとしたら、陳舜臣「小説十八史略」でしょうか。読み物として出色です。血湧き肉躍るというと大袈裟ですが、文章平易。お勧めです。 余談が続きます。読んだことはありませんが、講談社学術文庫に竹内弘行氏の書いた「十八史略」があります。竹内氏、調べたら「康有為と近代大同思想の研究」という本も書いているようです。氏は中国思想史家です。碩学なんだろうな。存命です。さて、その康有為、清朝末期の政治思想家です。彼はその頃、清朝を切り売りの妥協男・李鴻章と対立した気骨の人物です。西太后に睨まれ、日本に亡命しました。その後、清朝からの刺客を避け、各国を転々、辛亥革命を機に帰国。10年を外国に流離いました。此処で話は変わります。5年前の秋、当時、新聞記者をしていたSさんに誘われ、隣まち津久見市にある紅茶専門店を訪ねました。民家を開放、上品な味のサンドイッチとシフォンケーキ、有名処の磁器に香り高い紅茶を堪能しました。その時の様子（平成26年10月11日土）はこちらです。さて、このお店、テーブルを置いた部屋の隣、座敷に康有為が拓本の掛け軸を掛けていたのです。先に書きましたが、彼は書家でもあるのでした。 つらつら書いて、逸れてしまいました。といっても何から逸れたのか判りませんが。 週刊誌のことに戻ります。先日、ブログに、週刊誌をdマガジンで読み散らかすと書きました。私がサンデー毎日なので、ということでもありませんが、「サンデー毎日」がよいです。牧太郎と高村薫のコラムがあるからです。前者は反骨と書いていいのか判りませんが、気概のコラム執筆です。辛辣さが気持ちよい。後者は言わずと知れた直木賞作家。「マークスの山」「レディージョーカー」は娯楽作品の頂点です。サンデー時評というコラムを書いています。この内容も辛口。好きです。彼女の書いた本はほぼ全部読んでいます。全国の地方紙に掲載された共同通信配信の連載「21世紀の空海」に加筆修正した「空海」はよかった。その本の後書きに「もしタイムマシンがあったなら、私は誰よりも生きた空海その人に会ってみたい」と記しています。大好きな作家の一人です。 午前8時過ぎ、地下足袋を履きました。父の栗畑下を始末するため、草刈り機を背負いました。1時間で作業終了。汗びっしょりになりました。刈った場所の隣は西瓜畑です。今年の出来はいいようです．楽しみです。家に戻ると着信あり。Kさんからでした。鹿肉があるから取りに来い、とのことでした。勿論彼は有害鳥獣捕獲の許可を受けています。近隣のサツマイモ畑に出没、付近の住民が困っていて、罠を掛けたのでした。今朝、かかったとのこと。 二つ返事で彼の家を訪ねました。既に解体が終わっていました．肉を採った後の首筋には、宿主の死を感じたのか、相当数のダニが浮き出、這い回っていました。写真は貰って帰った生肉です。こんな塊を10個ほど。量ったら一塊が700g前後でした。まだ温もりがありました。ラップに包んで冷凍。しばらく肉に困りません。  こちらはロース。背骨に沿って両側にある良質、牛肉でいうところの肩、リブ、サーロインです。鹿刺しに持って来いなんです。ウヒヒ、これ、日本酒との相性がいいんですわ。私、欲張りです。誰にも裾分しないぞ。独り占め、こっそりチビチビ食べるぞ。  昼は妻不在につき、面倒臭いので猫飯。午後はツール・ド・フランスを観戦。レースは始まって既に五日目です。そろそろ山岳コースに入るのかな。例年、毎日のダイジェストをNHKBS1が放送していました。今年は番組表に掲載がありませんでした。照会したら、しない旨の返答がありました。仕方ありません。でも大丈夫です。AmazonプライムにJsportsがあり、14日間、無料なんです。その試し視聴を申し込みました。このレース、レースそのものの駆け引き、スプリントの醍醐味、妙味はつきませんが、もう一つ、フランスの地方都市や村々の家並み、丘陵に広がる畑、山岳・・・。とてもいい景色が流れます。私、これが好きなんです。旅行した気分になります。観光地巡りを紹介する下手な旅行番組よりずっとよろしい。とにかく、あるがままの田園風景がリアルなんです．特にヘリコプターからの映像が綺麗です。これもお薦めです。 夕刻、まだ道は濡れていましたが、青空になりました。  ランの格好に着替えました。何時ものコースに少し距離を足し、1時間と少しを頑張りました．湿度が高く、汗びっしょり。途中、大きく長い蛇を見ました。新顔の猫にも。両者とも暑いのか、木陰のアスファルトにだらり、横になって涼んでいたようでした。カメラを持たなかったのが悔やまれました。谷筋では流れが林道に溢れ、靴を濡らしました。ビチャビチャやりながらのランも乙ではあります。 家に戻ってシャワー。当然プシュッ。バックは4日目のツール・ド.・フランスのスタート地点です。  台所では妻が夕食の準備。プシュッを2回のところにこれらが出て来ました。ホルモンの炒め物。  こちらは天麩羅。当然茄子も混じっていました。  食後、妻はヨガに。私はソファーにゴロリ。再びプシュプシュッ。ビールの飲み過ぎだな。でも今日は走る前と走った後で体重が2.5kg落ちていました。仕方ありません。午後8時を過ぎてNHKFMを聴きながら水平飛行。バタンキュー。 今日の一句 哀れ鹿芋を喰ろうて肉になり 今日のラン 12km 今日の酒 サッポロ黒ラベルレギュラー4缶 今日の写真は庭に咲いた鬼百合です。梅雨の合間の青空によく似合います。  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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