カテゴリ:野良仕事
Saturday, November 30, 2019 午前4時半起床。晴れ。写真はつらつら読んだ本です。「はじめに」という前書きで昭和を「同時代史」から「歴史」へ移行しつつあると書いています。その中で「考えられないような史実が偽造、捏造されていくことにもなりかねない」と危惧、例を挙げています。「偽特攻隊員がイギリスのBBC放送に出演して史実とかけはなれた虚偽の証言をしたり、巣鴨プリズンでA級戦犯の東條英機と同房だったと称する老人の言(特に東京裁判の開始後などありえるわけはないのだが)が出回ったり」。そのことをして「次の世代に(真の史実を)語り継いでおきたい」との使命感です。流石です。 本の中は戦前戦中の節目を採り上げての考察です。一例を挙げると、第19話「軍人恩給のからくり」の項。この制度をお手盛り国家賠償が如くと喝破。タブー、語られぬ経緯のあることを垣間見ることができます。 この本、上梓されたのは2006年(平成18年)です。10年以上前です。それからさらに年月が過ぎました。今の世相をして忘れてはならないことを改めて実感。この本、実によいです。 加えてそれとは別、読み進めて保阪氏の取材力、掘り下げるエネルギーと知の蓄積に目を見張るばかりです。この感じ、清張の「昭和史発掘」や司馬遼の「街道をゆく」、陳舜臣一連の中国歴史物から受けるそれと同じです。 午前8時半、襤褸に着替えました。明日は雨との予報に芋掘りを。熊手を持って取り付きました。 竣工図。3時間を要しました。掘った芋は、その場で表面を乾かさねばなりません。湿っていると皮が剥け易く、そこから腐れが入るとは妻の弁。午後になって収納でした。 どうですか、いい感じでしょう。数日干すと甘みが増します。芋天もいいですが、薪ストーブの熾火に焼べて1時間。ホクホクの焼き芋を食べるのが好きです。 午後は書斎でしばらく休んだ後、鉈を持って豌豆の支柱切りに行こう。と、その時でした。隣、DのYさんが釣ってきたからとキンキンバチバチの鰺4尾をくれました。こちらが先だな。チャチャッとやっつけました。捌いていると、その時でした。隣のおばちゃんがこれまた釣鰺2尾を。どうなっているんだ。 刺身、父母と義母の分までありました。写真は拙宅分のそれです。 こちらは漬け用。どうですか、この透明感。 専用のタレを使います。「やまろ渡邉」謹製「あつめしたれ」。これ、いい感じなんです。瓶1本が1ラーしません。重宝です。 長靴を履きました。豌豆の支柱に使う竹はこれ。切り出し場所の写真です。 20本余りに鉈を振るいました。軽トラの荷台に積んで戻りました。 「あなた、塩をした大根から水が出たの。重石が少し傾いたから直してちょうだい」 そうしました。写真はその際のものです。中が水でチャプチャプになっていました。 芋畑の片付けを済まして風呂へ。湯船に浸かり、NHKラジオ第1で「山カフェ」を聴きました。過去の番組をストリーミングできるのがありがたい。 今日の疲れを癒やすのは勿論これ。プシュッ。クワワワァ~もちぇん。当ては鰺刺し(青鰺も悪くない)とアスパラ菜の炒め物。 夕食後、妻はコーラス関連の会合あり、出かけました。私は昨日に続き映画。燗酒を嘗めながら「兄弟仁義 関東命知らず」を見ました。10点満点中6点。この手の映画、水戸黄門と一緒、ストーリーの展開は所謂「お約束」です。 今日の一句 秋天を見上げ見上げて芋を掘る 今日のラン なし 今日の酒 SAPPOROラガーレギュラー缶1 燗酒1合5勺 麦焼酎お湯割り2 ウイスキー1ショット 今日の写真はアマガエルです。芋の畝を覆っていた黒マルチシートが下に冬眠中。起こされて戸惑うの図です。最初は土色をしていましたが、みるみる緑に。 もう一枚は油蝉。カラカラに乾いていました。命を落として蟻に食べられないと、この様、ミイラ化です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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