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非常に適当な本と映画のページ

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2006.11.21
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カテゴリ:洋画

 「エル・マリアッチ」、「デスペラード」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」などを手がけたロバート・ロドリゲズが製作した作品。「デスペラード」のアントニオ・バンデラスが主演で、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」でちょい役で出たチーチ・マリンが今回もちょい役で出ている。原題は「Spy Kids」。


粗筋

 カルメンとジュニは退屈な両親を持った小学生の姉弟。しかし両親は、実は名スパイだった。両親は敵国同士のスパイだったのだが、恋に陥り、結婚し、スパイの世界から足を洗ったのである。といっても、関係が完全に切れた訳ではなかったが。
 そんなところ、両親に対し9年振りに任務が与えられる。次々消息を絶っているOSS工作員の行方を探せと。両親はその任務を引き受けるが、早々と敵側に捕まってしまう。
 両親は、万一の際、カルメンとジュニを安全な場所へ移すよう手続きしていた。カルメンとジュニはその時点で両親がスパイだったのを知る。
 OSS工作員失踪事件は、見た目が子供のロボットを大量に生産して本物の子供と入れ替え、要人を監視し、最終的には世界を征服する、という陰謀を企てる政府機関によって引き起こされたものだった。
 ただ、スパイキッズと呼ばれるロボットは、重大な欠陥があった。頭脳がないのだ。その人工頭脳はカルメンとジュニの父親が隠し持っていたが、奪われてしまう。
 カルメンとジュニは両親のスパイ装備で武装し、両親の救出と、陰謀の阻止に向かうが……。


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感想

 これは完全に子供向け。だから複雑な演出や、複雑なプロットや、名演技を期待して観に行くとガッカリするだろう。仮面ライダーかウルトラマンかゴジラを観にいく心構えで劇場に足を運べば大丈夫(だと思う)。
 本作は、アメリカが子供向け映画で理想とする勧善懲悪と家族愛がくどいほど前面に押し出されていて、全米で三週間も一位だったのが納得できた。
 そんな映画だから、極悪人は出ない。出てくる悪役はしょぼいし、ドジばかりしている(壁にぶつかるのが多い)。味方も変なドジばかりしていて(こちらも壁にぶつかる)、突っ込もうとしたらいくらでも突っ込める。くどいが、大人の常識は捨てなければ観ていられない映画。
 大抵の映画では、子供が脇役として出ると嫌味に感じるほどませていたり、どうしようもないほど邪魔だったりするのだが(ハムナプトラ2がいい例)、本作品では子供が主役だからそんな問題はない。
 弟の方は頭をぶつけてばかりいるドジで、姉に馬鹿にされているが、最後になって挽回する。姉は妙にませていて可愛げがないと思っていたら、実はまだおねしょが止まらず弟に「おしめ女」と陰で馬鹿にされていることが明らかにされ、調和が取れている。
 子役を殺したい気分にならない映画は久し振りである。
 本作では、スパイ映画で定番となっている非現実的な小道具や大道具が色々出てくる(車が潜水艇になったり、ロケットパックで空を飛んだり、超小型ジェット機で敵側の基地に飛んだり……)。007も顔負け。あまり格好いい装備は出てこないが、腕時計だけは欲しいと思った。
 本作の最大の見所はちょい役や脇役。
 敵側の工作員に「007 Tomorrow Never Dies」のボンドガール・テリー・ハッチャーが出てくる(ハゲになったりブッ転んだりするなど、007では予想もできなかったアホ役)。
 別の敵側の工作員に、「ターミネータ2」で悪役を演じ、現在は「X-ファイル」に出演しているロバート・パトリックが出演している。こちらもアホ役に徹している。順序を逆にして観ると「ターミネータ2」が真顔で観られなくなるから注意が必要だ。
 その他に、両親のボスとしてジョージ・クルーニーが出演している(彼はロドリゲズが監督したフロム・ダスク・ティル・ドーンにも出演)。
 よく分からなかったのは作品そのものより、パンフレットだろう。ペラペラの代物なのに600円もした。無論買わなかった。
 売る気がないのかよ、と思いたくなる。
 一番分からなかったのが「エル・マリアッチ」や「デスペラード」を製作したロドリゲズがなぜこんなお子様映画を手がけたのか、である。


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Last updated  2006.11.21 15:50:47
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