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非常に適当な本と映画のページ

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2006.11.23
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カテゴリ:洋書

 アメリカで大ヒットしたテレビシリーズのオリジナルノベルシリーズの第60巻。テレビシリーズそのものはかなり前に終了したのに、ノベルシリーズが未だに続いているとは驚きだ。
 本書の著者は、この小説を書く前に7冊のファンタジー小説を出版している。山岳地方に住んでいた経験が本書にも反映されているようである。


粗筋

 ニティガノ星人は、滅亡の危機にさらされていた。最も近い星が爆発するというのだ。
 銀河連邦軍のエンタープライズ号は、ニティガノ星人の救出に当たることになった。惑星の住民全てを別の惑星に避難させることにした。
 しかし、問題があった。最も近い居住可能な惑星の星図が手元になく、航行が不可能なのだ。正確な星図を持っているのは別の星系のソーラン星人だけ。
 星図を手に入れる為、エンタープライズ号はソーラン星に向かった。
 ソーラン星は王政だった。そこでは元服の儀式として特別な狩猟区で狩りをすることが義務付けられていた。丁度王の長男が狩りを行うところだった。
 エンタープライズ号は、皇太子を特別狩猟区へ送り迎えすることを申し出る。その程度で星図が手に入れるならお安いご用だと。
 ただ、王室は皇太子派と第二王子派の二つに分裂していた。第二王子派はエンタープライズ号を利用し、皇太子を罠に陥れるという陰謀を企てた……。


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解説

 Star Trek: The Next Generationではお馴染みのキャストが登場する。一人一人説明していたら一冊の本が書けるので、ここではしない。してもテレビシリーズを観ていなかった者にとってチンプンカンプンだろうから。
 レギュラー全員を登場させなければならない必要性からか、一つの事件を多面的な方面で取り扱っている。これはかなり珍しい。なぜなら、このシリーズではレギュラーが二手に分かれ、それぞれが別の事件の解決に奔走する、というパターンが多いからだ。
 したがって、通常ならエンタープライズ号のクルーは二手に分かれ、一方がニティガノ星で避難におけるトラブルに直面し、もう一方がソーラン星で王室の陰謀に巻き込まれる、というパターンになる。しかし本書では、エンタープライズ号は終始ソーラン星に留まり、ニティガノ星はほとんど登場しない。
 著者は、二つの文明を取り扱わなければならないという制約から解放されたのが嬉しかったらしく、ニティガノ星をまるきり無視して、ソーラン星の文明だけに焦点を当てている。かなり詳しく記述しているのだ。狩りの儀式に関することや、狩猟区にいる特殊な動物のことなど。はっきりいってくどいほど。その為前半からかなりダレた。
 本シリーズのレギュラーは、今後のノベルシリーズでも活躍しなければならないので、どんな危機も結局切り抜けられる。これは、小説をつまらなくする場合と、安心感をもたらす場合があるが、本書では前者になった。
 上記したように、エンタープライズ号のレギュラーは二手に分かれ、一方がニティガノ星の避難活動、もう一方がソーラン星の王室内紛に関わる、という風にした方が良かった気がする。レギュラーが多い故、一ヶ所に留まっていると本シリーズの魅力である適度の緊張感が発揮できない。



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Last updated  2006.11.24 17:02:40
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