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歌織@星見当番

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2005.08.06
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カテゴリ:雑談系よもやま
今日三度目の日記更新です(^^;)。今夜はちょっとハイみたいです。

数日前の日記で、太陽系の第10惑星らしき天体について書きました。
星見当番の関心は、「その星にはどんな名前がつくのか」です。
日本語での呼び名も気になるところです。

はっきりと「この名前かも!」とは予測しませんでしたが、先日の日記で当番は
「太陽系の惑星たちは、今まではギリシャ・ローマ神話の神に因んだ名前だったけど、
今回はそうとは限らないかも」ということと、
「女神の名で呼ばれる惑星は金星しかないから(衛星や小惑星には結構多いけど)
新惑星には女神の名がつくといい」と書きました。

さて、本日ネット徘徊しながらふと思いついて検索をかけてみたところ
例の第10惑星の名前(まだ正式には未決定)として、ある名が挙がっていました。
「セドナ(Sedna)」といいます。イヌイットの海の女神だそうです。
関連記事はこちらです。「非ギリシャ・ローマ神話系」で「女神」は当たりましたね(^^)。

ところで星見当番は、この「セドナ」という女神について知りませんでした。
一体どんな性格・生い立ちの女神で、どんな神話があるのかと思っていたところ、
セドナの神話についてまとめてくださっているサイトがありました。こちらです。
セドナの神話にはいくつかのバージョンがあるようですね。共通しているのは

1.セドナはもともと人間の(イヌイットの)娘で、両親あるいは父親と暮らしていた。

2.彼女は何らかの理由で(ここはバージョンによって違う)結婚を望まなかった。

3.とうとう結婚して(父親の強い勧めで結婚するのだが、バージョン違いあり)
相手の棲家に連れられていくが、なんと結婚相手は人間ではなかった。
(鳥人間であったり犬であったりした)

4.セドナは嘆き哀しみ、辛い生活を送っていた。それに気付いたセドナの父が、
カヤック(イヌイットの使う革張りの小船)を漕いで娘の住む島に行き、
彼女を連れて逃げる。

5.すると、妻が逃げたのに気付いた夫(鳥人間)が空を飛んで追ってくる。
(別バージョンでは父が娘婿を殺して逃げるが、やはり婿の仲間が追ってくる)

6.海は、鳥人間の怒りで大荒れに荒れる。父親は、自分に危害が及ぶことを恐れて、
あろうことか娘を海に投げ出す。そうして鳥人間の怒りを回避しようと試みる。

7.しかし、セドナはもう一度父のカヤックに乗り込もうと必死で船べりを掴む。
すると父親は彼女を海に突き落とそうとして、娘の指を関節一本ずつ切り落とす(!)。

8.とうとう掴んでいる指を全て切り落とされたセドナは、そのまま海に沈んだ。
切り落とされたセドナの指はそれぞれ、セイウチやアザラシやクジラになった。

9.そうしてセドナは海の女神となり、海と、海の哺乳類を支配するようになった。
彼女が、セイウチやアザラシやクジラの生みの親だから。彼女は、イヌイットに
どれだけの量の海の生き物を糧として与えるか、または与えないかを決定するので
全てのイヌイットはセドナの機嫌を取り結ばねばならない。

10.セドナの姿は上半身がイヌイットの娘で魚の尾を持ち、指がないという。
(彼女の指は全てアザラシ他になってしまったので)。セドナは櫛を持っている。
シャーマンが彼女の元を訪れた時は、その櫛で彼女のもつれた髪を解いてやり、
綺麗に編んでやるとセドナは喜び、落ち着くのだそうだ(自分ではできないから)。

…う~~ん。ギリシャ神話にも壮絶なのが多いけれど、セドナの神話も壮絶です。
この神話にはバージョンがいくつもあるのですが、父親は最初は慈悲深かったり、
別のバージョンでは最初から計算高い人物だったりします。しかしどの話でも、
最後は自分が助かりたい一心で、一旦救い出した娘を海に放り出し指まで切り落とし
………なんなんですかね、この父親は。

セドナの「夫」鳥人間も、ある話では最初から最後まで悪人(?)であったり、
意外と働き者でセドナに楽をさせる夫であったり、色々です。
やはりこの物語の一番のツボは、「一旦娘を助け出した父が心変わりして
娘を見捨て、それでもすがってくるのをまた追い落とした」という部分のようです。
凄いインパクトで、一度読んだら簡単に忘れられそうにありません。
この部分にはどんな意味があるのでしょう。

セドナの物語に関して星見当番がもう一点とても気になるのは、
シャーマンが海の底までセドナに会いに行き、髪を解いてやるという箇所です。
切り落とされた指がアザラシになってしまったために、自分の髪をかまえない女神。
彼女の慈悲を乞い、海の恵みを分けてもらうために海底まで行き、
海流でもつれてしまった髪を整えてやるシャーマン。
「海底で女神の髪を整える」なにか象徴的なものが、この箇所にありそうです。

新惑星セドナ(仮称)が西洋占星術に組み込まれるかどうかはわかりませんが
もし組み込まれるとしたらやはりこの神話に沿った性格付けが与えられると思います。
なかなか面白い性格の天体になりそうですね。ただ、冥王星より遠い星となると
公転周期も長いので、サインからサインへ移るのにとても時間がかかりますね(笑)。

新しく発見された天体は、順次占星術に組み込まれてきました。
占星術発祥の頃は太陽・月と肉眼で見える五惑星…水・金・火・木・土星の
七つの天体を使っていましたが、土星以遠の惑星が発見されてからは
天王星・海王星・冥王星と次々とその惑星の意味や読み方の研究がされました。
現在はキロンやセレス・パラス・ヴェスタ・ジュノーなどの小惑星も使われます。
セドナだって、これから雑誌の占い記事に登場しないとも限らないのです。

さて、まだ決定ではないようですが「セドナ」で他に気になるのは
日本語でどう呼ばれるかということと、惑星記号がどんな形になるか、です。
日本では、そのまま「セドナ」と呼ばれるのでしょうか。それとも天王星のように
日本での呼び名がつくのでしょうか。もしかして日本名、公募かもしれませんね(笑)。

何がいいかなあ、セドナの日本語名。冥王星より遠く、もっとも寒い惑星で、
セドナ自身も氷山の浮かぶ北の海に住む女神なので「氷王星(ひょうおうせい)」
しかし、「氷王星」って確か、0学(ゼロがく)占いに使われていたような…。
何かの登録の関係で(商標登録?)「氷王星」は使えないかもしれないですね。

北極海の女神の星なので「氷女星(ひょうじょせい)」雪女みたい!?
あるいは「海氷星(かいひょうせい)」。一応「○王星」と韻を踏んで(笑)。
同じ「かいひょうせい」でも「海豹星」だったら…それってアザラシ星。
(「海豹」はあざらしのことです。一応、セドナの伝説にのっとってる…笑)


惑星記号というのは、金星が♀で火星が♂、などと書く、あの記号です。
占星術でも使うし、たしか天文でも使っていた筈です。さて、セドナの惑星記号は…。
個人的には、半円のアーチから下に垂直線が何本か下りている記号がいいと思います。
そう、「セドナの櫛」を図案化したものです。

以下、余談。イヌイットの海の女神セドナについて、当番は何も知らなかったのに
「セドナ」という響きにはどこかで聞いたような感じがしました。

一体どこで聞いたんだろう、セドナ、セドナ…あっ!ホワイトセージの産地(笑)。
アリゾナ州セドナ。ホピ族(だったっけ)の聖地セドナ。

女神セドナの英語での綴りはSednaであるようです。アリゾナ州セドナはSedona。
ちょっと違いますね(^^;)。ともかく、「セドナ」の文字を目にしたのが
いつどこだったかわかって、すっきりしました。

これを書いている間中、当番のことをじ…っと見つめているものが約一匹。

もふ~ん
お前は!…あ、あ、アザラシ(一応)。
そうか、お前もしかして、このためにうちに来たのか?(違うと思う)。
よし。今までただ「ねこねこあざらし」と呼んできたが、
お前をこれから「セドナ」と呼ぼう(本気か)!うんうん、いい名前だ。






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最終更新日  2005.08.07 01:56:10
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