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カテゴリ:美術館・博物館
ミロのシンボリック的な抽象絵画の世界には、自由な新しい時代になったことを感じます
![]() バルセロナ「国立ソフィア王妃芸術センター」彫刻 ![]() 私の作品には、 死はありません。 私が興味あるのは、 誕生です[ミロ] ジョアン・ミロ Joan Miró ![]() Joan Miró i Ferrà ジョアン・ミロー・イ・ファーラー 1893年4月20日〜1983年12月25日(90歳没) カスティーリヤ語=ホアン・ミロ スペイン・カタルーニア地方「バルセロナ」出身の芸術家。 シュルレアリスム運動に参加。 ピカソ、ダリと並ぶスペイン前衛の三大巨匠のひとり。 ![]() バルセロナ出身のミロは・・・ 1893年4月20日、スペイン・バルセロナで生まれる。 1918年、バルセロナで初の個展を開く。 1921年、パリで初の個展を開く。 1941年、『星座』連作を完成させる。 1973年、バルセロナにミロ美術館完成。 1983年12月25日、マジョルカ島で死去(享年90歳)。 ![]() 何かを見て想像するのではなく、 頭脳によって考え出すのでもなく、 あくまでも、 幻覚症状にも似たイメージの世界から、 偶然湧き上がってくる詩的な夢想を、 そのままカンヴァスに再現したのが、 ミロの芸術である。 ![]() 奇妙な形をした人間や、 動物をシンボル化したもの、 得体の知れない有機体、 生きている幾何学模様、 そういったものが浮遊するかのように 画面に構成されている。 ![]() 色彩としては・・・赤、青、黒など、 どれも鮮明で明確だ ![]() といっても、 綿密な計算があるのではない。 ![]() あくまでも、 無意識の世界から繰り出される 人間的でユーモラスな芸術世界は、 現実を超越して見る者の 心の奥底を直接震わせてくる。 ![]() その芸術は、 誰にも真似のできないものである。 【代表作】 ![]() 『太陽の前の人と犬』 (逆立ちした人物)1949年 油彩 カンヴァス 81.0cmx54.5cm スイス「バーゼル美術館」所蔵。 大きな赤い円は太陽、 その前にふたりの人物と 1匹の犬が描かれている。 黒を多く使ってはいるが、 そのほかの色彩は鮮やかで、 全体から受ける印象も軽やかだ。 スペイン内戦などの 歴史的な事件を目にすることで 一時期は野蛮で激しい作品を描いたミロだが、 56歳で描いたこの作品では、 再び本来の詩情とユーモアを取り戻している。 形態も色彩も無造作で、 偶然性に満ちた画面のように見えるが、 しかし、 つねに多種多様な表現に取り組んできた ミロらしく綿密な表現と 豊かなイメージの追求を試みた作品である。 (参考文献:東京美術/西洋絵画の見かたより) (写真撮影:ほしのきらり) ![]() 世界遺産に ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.26 00:10:10
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