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September 7, 2026
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無垢で清らかなあなたのために (ハーパーBOOKS)
We Are All Guilty Here
カリン・スローター

独立記念日の夜、15歳の二人の少女マディソンとシャイアンが姿を消した。失踪直前、保安官補エミーは親友ハナの義理の娘であるマディソンに不安げに話しかけられたが、取り合わなかったことを悔やむ。ほどなく乗り捨てられた自転車と大量の血痕、さらに少女たちが隠していたおぞましい写真と多額の現金が発見される。撮影したのは、この町に暮らす成人男性に違いない。エミーは小さな町に潜む闇に対峙することとなり。

 序盤に怪しそうな人物が登場するため、事件はあっさり解決かと思いきや、捜査は難航を極める。

 マディソンとシャイアンは、別々にいればいい子なのに、二人揃うと大胆な事が出来たり不良行為に走る。被害者側にも犯罪に接近する要素があったことを描きつつ、彼女たちの思惑など軽く飛び越えてしまえるもっと巨大な悪の存在をその上に据える。その上で、本当に糾弾されるべき悪は誰なのかを示す。

 何度となく「どうしてこんな残酷描写を?」と問われてきたスローターだが、今回も容赦ない。ダメ夫のせいで被害者になる少女を食い止めるチャンスを逸したことを悔やみ続けるエミーの執念が最後に実るが、同時に虚しさも残る。失われた命は戻ってこないからだ。

エミーとは訳アリのジュードが登場してからの後半が、テンポも良く面白い。老眼鏡を目にしながらも唯一別世界からやってくるまれびとであり、自らも秘密を抱えながら、エミーの保安官としての仕事ぶりを見極め、偏見にとらわれがちなエミー達の捜査を修正する。


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最終更新日  September 7, 2026 12:00:07 AM
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