カテゴリ:星・天体
今年も早半分を過ぎた8月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。
今月は何と言ってもペルセウス流星群が目玉でしょうか。また、スーパームーンもありますので夏休みの夜を天体で楽しめそうです。 ↑まずは3日には満月過ぎの月と土星が接近します(20時30分の図)。 今年は今まで土星を見るには夜中まで待たなくてはなりませんでしたが、それも早い時間から見れるようになってきました。 さすがに肉眼では土星の輪は判りませんが、当日は月の近くの明るい星はあの輪のある土星と思いながら星空を見上げてみて下さい。 ↑8日には半月と木星が接近します。 当日の夜空では木星は月の次に明るく輝いていますので、2つの明るい天体の接近は面白く見れるものと思います。 ↑そして13日にはペルセウス流星群がやって来ます(23時の図)。 ペルセウス流星群とは、1時間辺り最大50コ程度(空全体で)の流れ星が見れると言われている流星群です。 今年のピークは13日の17時と予想されていますが、流星群とはピーク日の前後3日間くらいは流れ星が見易くなりますので、13日の夜はもちろんとして、12日の夕ご飯を食べた夜から14日の同夕ご飯を食べた後の夜でも、夜空を見上げて頂ければと思います。 今年は流れ星観測の大敵の月の出が13日であれば1時を回りますので、それまでは月明かりの無い理想的な流れ星観測が出来そうです。 それでなくとも夏休み期間中は流れ星が見易いものですので、いつでも夜空を見て頂ければと思います。 ↑18日にははくちょう座流星群があります(20時の図)。 毎年ペルセウス流星群の陰に隠れている流星群ですが、今でこそ1時間辺り10コくらい(空全体で)と小規模な流星群ですが、昔は30コくらい流れた中規模の流星群でもありました。 今年は20時以降なら月明かりの無い観測が出来ますので、こちらにも注目されてみて下さい。 ↑19日の日没後の西の空で細い月と火星が接近します(19時30分の図)。 現在火星は2等級と暗くなっていますが赤い星として見ることが出来ますし、月も月齢3と細い三日月ですので双眼鏡があれば用意して頂き、細い月と火星の色を確認されてください。 ↑30日には満月前の月と土星が再び接近します(21時の図)。 こちらも月の近くに明るい星が光っているように見れると思いますので、確認されてみて下さい。 ↑そして8月の最終日の31日は今年度のスーパームーンになります(0時54分の図)。 当日の満月は厳密に言うと13日の昼の10時36分なのですが、スーパームーンの瞬間は0時54分(30日の夕ご飯を食べた後の夜12時過ぎ)がその時間になりますので、31日が満月とはいうもののスーパームーンを見る時間は30日の夕ご飯を食べた後になりますので、注意が必要です。 ちなみに今年で一番小さかった2月6日の満月と重ねてみるとこのくらいの差があります(ステラナビゲーターによる製図を加工)。 月ですが、2日が満月、8日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、16日が新月(夜空に月が出ない日)、24日が上弦の月(これから満月になる半月)、そして31日が今月2度目の満月(スーパームーン)になります。 8月も後半の夜では思いのほか涼しいこともありますが、夕涼みも兼ねて夜空を見上げてみて下さいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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