啄木鳥
会社は休みだがオイラは休みじゃない土曜日のこと。せっかくの週末ということで、例の秘密基地…と勝手に呼んでいる愛宕公園へ花見へ。午前中は柔らかい春の日差しがまぶしかったが、午後になると一変して花曇りへ。ちょっぴり残念に思いながら、山を登る。さすがに江戸時代からある神社の境内ということで、結構、立派な桜がたくさん植わっている。思った通り、花見客は1組だけ。桜見放題。しかし、少しまだ早かったのか、桜は五分咲き程度。でも、仕事の合間に花を見るには十分だ。桜の木の間を飛び回る1羽の鳥。ヒヨドリだろうと思いながら、シャッターを切る。が、写っていたのは啄木鳥だ。野生の啄木鳥ははじめて見る。イメージ的には、北の国の鳥だったのだが、トロピカル北九州にもいたとは驚きだ。以降、しばらく啄木鳥をレンズで追い回す。キツツキ。正式名称はコゲラという鳥らしい。イメージ通り、木の幹をコンコンと突き回していた。啄木鳥は、イメージ通り、小気味のいい音を立てながら桜の幹を突き回す。こんな偶然って久しくなかった。また、こんなときにカメラを持っていたことはラッキーだ。すっごく嬉しい。で、翌日。会社に泊まった帰り、珍しい鳥がいたので撮ってみた。調べてみたら、ジョウビタキというツグミの仲間らしい。はじめて見るしはじめて聞いた。わくわくした。別にバードウォッチングにはまった訳じゃないけど、こういう出会いは嬉しいもんだ。うぐいすだと思ってたら、ジョウビタキのメスらしい。