ホテル冥利に尽きる仕事かも…
私が宴会セールスの経験を持っていることが理由で担当となったある団体のお客様。お泊り頂くだけなら50名様でも、それほど難しいものではありません。しかしこのお客様のご要望を伺うと、ホテル内外の手配がなかなか多い。ある企業さんが新社屋を完成させた。そして取引先のお客様を全国から招いて招待会を開くことを決定されたわけです。そこで当ホテルがそのサポートに回るわけですが…先方新社屋でのレセプション、つまり軽い食事と飲み物は当ホテルからのケータリング。それが終わると観光バスにご乗車頂き、当ホテルへ。ご到着後、専用カウンターにてキーをお渡しし、お部屋にチェックイン。多少の時間をお部屋で過ごされた後、夕食はホテル内フレンチレストラン。二次会はホテル近隣のライブハウス。翌日は観光バスにて宝塚大劇場へ(あのタカラヅカのホームグラウンド)。そして観劇が終わり次第、新大阪までバスで移動し、そこで解散するという工程です。団体の先方担当の方からすれば、もちろん私が窓口でしかない。まさにこの団体さんの時だけはツアーコーディネーターの役目が必要なんです(笑)ホテル内だけでも宴会セールス(ケータリング)、フロント(これは身内です)、フレンチレストラン、写真室(夕食時のスナップ写真もご希望)、そして婚礼部門(集合写真をチャペル前の庭で撮影)とのミーティング。そしてライブハウスへの橋渡し、観光バス手配、観劇チケット手配などの、お支払方法がそれぞれに違うものへの対応。どおりで私が担当する事になったのも無理はありません(笑)ただし打ち合わせ時間は、普段の宿泊団体さんと比べたら3倍。ケータリングの車の駐車場所、レセプション後のごみの処理方法、夕食サンプルメニュー、レストランでの各テーブルの配席人数も、すべてお伝えする必要がありますから。昨今いいお話が無い中で、これだけフルにホテルをご利用頂くお客様というのも、本当に有難いと思いますね。