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テーマ:中国留学日記(314)
カテゴリ:留学生活
論文のためのアンケートも、まぁまぁ無事に終わり。
パソコン入力も無事に終わり。 SPSSというソフトを使って分析の段階へ入りました。 このSPSSというソフト、アンケート調査・集計・解析をするものなのですが、使いこなせるか・・・という問題があります。手元に本がありますが、自分のアンケート結果からどんなことが導き出せるのかが分からないし、どの方法が適切なのかも分からないので、何だか宝の持ち腐れだと感じています。 まぁ単純に使っていこうと思います。 中国でのアンケートについて。 外国人は中国でアンケートしちゃいけないと言われました。でも、中国人の行ったアンケート結果を使うのは問題ないそうです。友人に「中国人が作ったアンケートということにして、お前は手伝ってるだけといえ!」なんて事も言われました。 色んなところへ行ってアンケートしてきました。 留学生仲間3人を連れて、夕飯どきの食堂へ。 1時間ほどで80枚ほど集まりました。ほとんどが20~30代の学生です。皆、食事中にも関わらず、快くやってくれました。 夕方、中国人の友達と小学校の前へ。 中国では3年生以下の子供は、家の人が迎えに来なければいけないそうです。なので、小学校の下校時間になると、学校の門の前は迎えに来た人でいっぱい。「目が悪いから字が見えない」「遺跡なんて分からない」「子供がもう出てくる」などと、断られたり、引き受けてくれたり。あるおじいちゃんは「字が見えないから俺の代わりに読め」と、こうしてまで協力してくれました。1時間ほどで30枚、ここで各年代の人のアンケートが集まりました。 昼下がり、一人で蓮の池へ。 池の周囲にはベンチが置いてあり、皆、思い思いに過ごしています。ベンチをひとつひとつ回り、アンケートに協力してもらいました。おしゃべりしてる中年夫婦にしてもらおうとしたら、奥さんは拒否、旦那さんは引き受けてくれました。で、旦那さんが「これはどういう意味だ?」と考えながら書いてると、奥さんはそれを取り上げ、自分で書こうとしています。二人の引っ張りあいこが始まりました。で、旦那さん「お前もやればいいじゃないか」と。結局、奥さんも一枚やってもらえました。 親切な老夫婦もいました。旦那さんは快く引き受けてくれ、奥さんは拒否。でも粘って「書いて書いて」言ったら書いてくれました。書き終わった後で奥さん「私、こんなのするのは初めてなのよ!誰に頼まれてもこんなことしないわ!でもあんたが一生懸命で可愛いから書いてあげたのよ!」と。嬉しかったです。 おばあちゃんを連れてる中年の女性にも頼みました。アンケートを5分ほど見て「こういうのは、ここに座ってる人に聞いても誰も分からないわよ。あっちに歴史科があるから、そこにいる人にやってもらいなさい。ここで一人一人聞いて回って、時間と労力の無駄だわ」などなど・・・説明したんですが分かってもらえませんでした。 東西南北の門も回りました。 警備員は快く引き受けてくれ「ここは交代制で8人が勤務してるから8枚おいてけ」と、嬉しい言葉もいただきました。 昼食後の食堂も回りました。 若い人、年取った人など「俺にはこんなの出来ねぇ」など言いながら、やってくれました。アンケートが油まみれになりました。 学生寮の管理人のところにも行きました。 電話カードや新聞、果物を売ってる人のところにも行きました。 60代ほどのおばあちゃんに頼んだら「これを私にやれっていうの?こんなの自分で適当にすればいいじゃない。私が書いたって何の証拠もないんだから。」なんて言われて。悲しくなりました。 週末は日本人友達を一人連れて、運動場へ行き、サッカーしてる人や応援してる人に書いてもらいました。皆、快くひきうけてくれました。友達も一人できました。 中国人の友達と一緒に校内を回りました。「はい、これ書いて」だけで書き始める人もいて、やっぱり中国人パワーだなと思いました。 色々ありましたが、アンケートは一週間ほどで400枚くらい集まりました。 大変だったけど、ものすごく達成感があります。 留学生活のいい思い出になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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