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カテゴリ:愛to暁のヨナ
花ゆめ本誌を読みまして…
「ああ、やっと感想が書ける…!」と思いました。 ひっさびさになりましたが、暁のヨナ感想投下します。 *以下単行本43~44巻収録分のネタバレ含みます。ご注意ください!* 42巻の243話『別れを告げる夜』で、スウォン様とハク様が2人で話した場面。 姉が語りまくってましたが、やっぱりここがある種の暁のヨナの到達点だったと思います。 その後の展開は…するすると、でも表現描写はキレッキレで描かれていくなぁ、というか (ずっと描きたかったターンに来たんだな)と凄く感じながら連載を追いかけてました。 ーで、ずっと (ーそうきたか!…??) (何かやりたい事があるのは分かるけど、何だろう!?) と色々考えながら、感想を書けずにいたわけです。 それが今回の 第253話「名前を呼ばない仲間」まで来て ー成程!!これがやりたい展開なのかな!!!??? と言いたいことが形になりましたので、 各キャラクターに対しての好き勝手な感想&今後への展望を語ります。 ・寿命を迎える3龍たち …終焉の龍たち ジェハ兄さんやゼノが説明してくれていましたが、黄龍以外の3龍は 「単純に寿命を迎えた」のだと認識してます。 緋龍城燃えちゃって、国外で無茶して闘って…も勿論あるとは思います。 でも別にハクヨナが無理させちゃったから、とかでは無く 基本的には「その役目を終えた」からなのかな、と。 歴代の龍たちは皆短命です。迎えに来ない緋龍王を待ち続け、死んで行きました。 キジャ・ジェハ・シンアは「始まりの龍たち」同様 「緋龍王の願いを叶えるために闘うことが出来た、幸せな龍たち」であり そして「伝説の終焉を飾る龍たち」なんだろうな、と思ってます。 (今までの慣例と異なり、新しい龍の誕生を待たずに寿命を迎えていますしね…!) ・緑龍 ジェハ ジェハ兄さんは登場時からずっと「龍の天命に従うことはしない」と 「龍ではなく人として生きる」事を切望していました。 そして実際、自らの意志(ハクヨナ&仲間達を守りたい)を原動力に戦いぬき 恋するヨナちゃんの側でちょこっと胸を痛めたり、ハクをからかったり… 最後まで人らしく生き抜いたなぁ! と。 ・青龍 シンア シンア君のターンは本当に漫画描写がキレッキレで、めちゃくちゃ見応えがありました! この子はおそらく、誰かと比較して自分の境遇を嘆いたりはしない強い子で。 心の赴くままに、仲間たちとの出逢い&光に満ちた旅を謳歌したんじゃないかなぁ!と思います。 龍の姿になって意識が朦朧とする中…仲間たちの姿や名前を求める姿がグッときました! ・白龍 キジャ 一番最初に登場し、四龍の宿命を「呪い」では無く「悲願・悦び」と豪語し 超×100前のめりで仲間になってくれたキジャ。 ゼノさんや歴代の龍達は… キジャさんの存在にどれだけ救われたか、と思うんですよ だって四龍の苦しみを、存在を、こんなにも全力で価値付けてくれるんですよ! キジャは最後の最期まで天晴れでした。 ヨナ姫の命を狙うスウォン過激派部隊を蹴散らす為、龍の姿に成ることにすら前のめりでした。 本当に物語が進めば進むほど、大好きになるキャラクターでした! ・黄龍 ゼノ 「四龍の始まりは血の盃だ 血の盃と四龍を何らかの形で天に還す」 ゼノ仙人、やっっっっっっっっと胸の内を明かしてくれました。 ーとはいえ、今の段階では仙人といえど 「最終的にどうすれば願いを達成できるのか、分からない」状態なのかなぁ…と感じました。 ゼノ仙人のこれまでの印象的な台詞を振り返ってみました。 8巻「命あるもの いつかは等しく天に還る」 11巻「龍は死んでも代わりがいる でも兄ちゃんには代わりはいないから大事にしなきゃ」 17巻「俺は四龍の落ちこぼれだけど…お前らを絶対守ってやんよ」 36巻「いつか…俺の旅も終わる その時は 神様に背いても願いを叶えてみせる」 上記台詞がすべて本心だとするならば、ゼノが本当にやりたい事は 「四龍の血を天に還して、再び人に戻ること」なのかな、と思ってます。 始まりの龍達だって、元は人間の戦士たちでしたので! 単純に考えれば 逆も出来るんじゃないかなぁ!!ーと(超楽観的予想)。 で、今は寿命を迎えた他の3龍達を(皆が天に還ってしまう前に)盃の中に保護して なんとか「伝説という名の呪いを解く手段を探しに行きたい」状況なのかな~ と受け取りました。 キジャさんもヨナ姫も力強く断言してましたが 皆はまだ死んでないので! 盃の中にいるだけなので!! 私は全然、超楽観的に希望を持っていますよ ハイ!! ゼノ仙人は今回、ハクヨナに対して「自分の命を絶つ方法を探してた」 「皆が死ぬ時を待ってた」「四龍のこと忘れて」「ここで解散」と 突き放すような言い方をして、去って行きました。 四龍の呪いに向き合うのは、(始まりの龍である)自分の命題だから ヨナ姫は背負わなくていいから 四龍のために生きようとしなくていいからね ーと、ゼノ仙人は伝えたかったんじゃないかな、優しいなぁ~! 今のところ、私はこんな感じで↑解釈しました。どうなるかなぁ。 ・意識不明のスウォン様 シンア君が野営地で暴走した際、肩に重症を負い意識不明になってしまったスウォン様。 漫画狂歴○○年余りの私たちは、もはや読み方がアレなので おお、遂にスウォン様目線の回想シーンに突入していくんだな!! と感じました(←嫌な読者筆頭…) いやスウォン様の容態もちゃんと心配してますよしてますけども! 今後の展開に期待しちゃってもいます。 ちなみにわざわざ「シンア君によって」倒れる描写にしたのは、 「現国王が緋龍伝説(緋の病)によって倒れた」事を目に見える形にしたかったのかなぁ…と。 ・高華国の現状&本作の課題について 現時点で、本作は「解決すべき課題」が山積みとなっている状況です。 緋龍城が焼け落ち、王不在の中混乱に陥っている空都 疲弊しきっているにも関わらず、南戒の都まで攻めに行く高華国軍 そしてハクヨナ&四龍離脱の後、倒れる総大将のスウォン陛下… もちろん南戒以外にも、内外に反乱の火種は残っている状況です。 ーいやもう、あちこち焼け野原になってますね! スウォン陛下は「ハク様&四龍が居るなら、次期国王はヨナ姫で」と告げて ハクヨナを戦線から逃がしました ーが、この状況下で三龍は寿命を迎え 不死の黄龍が「四龍を天に還す」と言い残し姿を消しました。 3巻(四龍探し)から始まった腹減り御一行の旅路は ここで終わりを迎えました。 ーで、結局今までの腹減り一行の旅って何だったんだ?? と言いたくなるような状況… に見えるような描写がなされているな、と思います。 ただ私達の感覚としては… 四龍が再び緋龍王の元に集結した目的は 随分前に、とっくに達成されていると思ってます。 そして一見焼け野原なんですが、各地にはたくさんの種が既にまかれていますので。 今後の展開で、腹減り達の旅路の意義が 明確に明かされていくんじゃないかな~ と 今の段階ではそんな期待を持って読み進めています。 ・二人きりになったハクヨナについて 最後に… 腹減り御一行が離散し ハクヨナは再び荒野で二人きりになりました。 (成程ユン君が野営地に残ったのはこの為か… と思いました) 3巻の序盤 二人で谷底に落ちて、イクスから天命を受けて… 二人で顔を見合わせて「さて、これからどうして行こうか」と確認し合う場面がありました。 あの時は国から追われていたので、その身を隠しながら旅に出るしか出来なかった訳ですが… 今は違います。 各地にコネクションがあります。高華国の状況もばっちり把握してます。 でも今はスウォン一派からヨナ姫&四龍が狙われているので、逃げた方が良い場面でもあります。 あらゆる面で課題が山積みです。 二人で顔を見合わせて「さて、これからどうして行こうか」と 確認し合う場面が、再び来たんじゃないかな! と。 というかですね… もう個人的な願望だけ語っちゃいますけと、ここまで来たら…やっとやっと ハク様がヨナ姫を貰ってくれるんじゃないか って!! 私達が十数年来心待ちにしていた場面が!やっと… 今度こそ本当に来るんじゃないかって!! そんな期待をしちゃっている訳なんですよ!!! イヤ待て まだ分からない… 今まで散々「来るか…!?」と期待しては違う展開になり…を繰り返してきたので… いやでもここまで来たら流石に…(本当にずっとソワッソワしてます) なんか訳分からん話になってしまいましたが、久々に感想書けて嬉しかったです! 次回も楽しみです~♪ by妹
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最終更新日
2024.02.14 19:25:30
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