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いつまでも闘い続ける男っていうイメージを受けるのは、音楽界ならばNeil Youngしかいないんじゃないでしょうか?
正直言って、彼は歌も楽器も上手くないですけど詩人です。それに作曲能力の高さは数多くのAlbumで証明されています。なぜ、今彼のことを書くのかというと、私の中で何かが変化し、彼をもっと正当に評価したいという気持ちになったからに他なりません。 きっと、5年前なら、「ああー、いつになっても上手くならねえおっさんだなあ?」くらいで済ませてしまったでしょうね。 しかし、曲の中で訴えかける彼の気持ちは、単に曲がよい程度のことではとらえきれない部分があるんですよ。それに、自分の限界に挑んで、今でも新しい分野を開拓しています。 普通、彼くらいの大物Artistになれば、懐メロを歌っていればそれでよしなんですよね。でも、彼は、所謂、グランジロックの父といわれたり、政治的なメッセージの曲を昔から発表しています。どことなくとらえどころのないのが、Neil Youngその人なのです。 まあー、首尾一貫しているのは、彼は、今でも闘っているっていうことです。決して守りにつかない攻めのRock Artistが彼の本質なんじゃないですか? たとえ、攻めの歌でも、彼が歌うとなんとなく儚さが漂うんですよね。声質が細くて高いせいもあって、頼りなげに聴こえるのも一役買っているようです。 こういうアンバランスな味は、到底彼にしか出せない世界ですね。思うに、絶妙なウマ下手が彼の持ち味なんですよね。 齢60歳を超えても、彼は闘っている。何となく、まだ口をとんがらせて叫んでいるようでもあります。 ぜひ、Jimi Hendrixの分も生きて、Rockの醍醐味を未来まで引き継いでほしいと思うのだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.14 21:22:34
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