源氏物語〔38帖 鈴虫 18〕
源氏物語〔38帖 鈴虫 18〕「Dog photography and Essay」では、「愛犬もも」と「源氏物語〔37帖 鈴虫〕 の研鑽」を公開してます。昔から何をするにも六条院に助けてもらってきたため、自分で物事を決める力がなくなってしまったのかもしれない、六条院の意見を聞かなければ何もできない自分になっているのだと話した。六条院は、宮中にいたころなら年に何度か実家へ帰る機会を楽しみに待つこともできた。今では昔のように形式に従って暇を取り、実家で暮らすということもできなくなったのだから、それは仕方のないことだと答えた。今では帝と后という関係よりも、一つの家に暮らす夫婦に近いものになっているのだからとも話した。中宮の出家したいという話については、特に世を捨てなければならないほどの苦しみや理由がない人が、ただ周囲の人に倣って出家するのは難しいことだと言った。自分たちでさえ、本当に世を捨てようとすると、家族や人とのつながりが心を引き止めることが多い。