糖質制限食に関しての記事が載っていました。
参考になればと思い、ペーストします。
「日本人でも糖質制限食は有効」再び順天堂大グループから新たなエビデンス
北里研究所病院糖尿病センターセンター長 山田悟
Doctor's Eye | 2016.08.22
研究の背景:日本人糖尿病患者に対する食事療法の目的は肥満の解消とされている
糖質制限食は現在、世界的には糖尿病治療において選択肢の1つとされている(Diabetes Care
2013;36:3821-3842)が、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2016」の食事療法の項(p37~
66)では取り上げられてはいない。それは、このガイドラインにおける糖尿病食事療法の目的が「肥満
を解消」することにあり、そのためには「総エネルギー摂取量の適正化」が最重要とされているからで
ある。
しかし、個人的には、日本人が糖尿病を発症する際に肥満を合併している人が少ない(平均BMI24.4;J
Diabetes Investig 2015;6:289-294)ことを考えると、肥満の解消を食事療法の目的と設定することに
不安を抱かざるをえず、また糖質制限食指導により体重の有意な減少を来たさなくてもHbA1cを改善さ
せうることを私たちがランダム化比較試験で示し(Intern Med 2014;53:13-19)、本欄で「日本人で
も糖質制限食は有効」としてご紹介した(関連記事)。これから先、日本においては食事療法の目的か
ら考え直す議論が必要だと思っている。
そんな中、BMI23超に限定した日本人2型糖尿病患者において、糖質制限食指導がカロリー制限食指導
と比較して、HbA1cの改善にも肥満の改善にも有効性が高かったという論文が順天堂大学のグループか
ら報告された(Clin Nutr 2016年7月18日オンライン版)。仮に、肥満を解消することを糖尿病食事療法
の第一義に置いたとしても、糖質制限食指導が優先されるべきであることを示唆する重要なデータと考
えご紹介したい。
糖質をどの程度まで制限するかに関しては今後も議論が続くだろうし、
私にもわからない。
ただ、厳密にし過ぎるとどこかバランスが悪くなる様な気がする。
糖質制限は本来ダイエットの為ではなく、より健康になり、それを維持する為にあると
の考え方がある。
適度の糖を摂るのは良いが、摂りすぎが問題だし、身の回りにも余りにも糖の食品が溢れている。
今日も一日、在るがままに過ごそう。
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