挑戦の酒!
横浜の「ふじさわ」さんの酒の会がある為静岡から「志太泉」を醸す望月雄二郎さんが来店して下さいました。志太泉さんの蔵は、藤枝の北の方に位置し、山間を縫う様に集落が点在するという立地。蔵のすぐ裏が瀬戸川。お水も非常に綺麗で恵まれた環境にあります。いつもハニカミながら話す望月さんの人柄を良く表しているのがウェブに載っているお酒のコメント。例えば「特別本醸造」特別本醸造H22BY 五百万石 精米50% 静岡県酵母NEW-5 日本酒度+7.0 酸度1.2 立ち香で五百万石の米由来の香り、バニラを想起させるような香草に似た香り、赤梨のような香りがあり、含み香で赤梨やライチに似た吟醸香がある。 味わいは、日本酒度+7.0,酸度1.2という数字のイメージを裏切りやわらかな甘味と軽やかな酸にヴィヴィットな彩りを感じる。 なかなかここまで表現出来ません。マニアですね。この特別本醸造ですが、ラベルの右下に「挑戦の酒」と銘打たれています。精米歩合50%と、半端な酒蔵ならば大吟醸として売るであろうスペック。志太泉を造る蔵としても吟醸造りへの習作として位置づけています。綺麗で爽やか。炭素濾過はしていません。明日は宮城「阿部勘」を醸す阿部勘酒造店の杜氏、平塚敏明さんがプライベートで来店予定。