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カテゴリ:有名人
笑顔相続落語に続いて、また抽選に当たり、京橋「東京コンベンションホール」 (東京スクエアガーデン5階)で開催の7月6日に世界文化遺産登録が決まった「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」のセミナーに参加です。
今回の参加は勿論、歴史好きの妻の提案です。 私はいやいや・・・いや、ブログ・ネタに・・・。(笑) 我がポリシー「セミナーは最前列」ですが、事前下見で人の少なさに気を許し、下のスタバで時間を潰したが失敗、最前列は確保できず、関係者席の後、3列目です。会場は定員450人に対し満席、更に後方に補助椅子も用意されています、勉強熱心な・・・お年寄りが多いのに感心します。・・・私もお年寄り・・・。 --------------------------- プログラムⅠ部(13:30~15:40) 講演「仁徳天皇陵の保全とその調査」:宮内庁書陵部陵墓調査官 徳田誠志、「百舌鳥・古市古墳群 世界文化遺産へのあゆみ」:堺市世界文化遺産推進室主幹 十河良和、「百舌鳥古墳群における巨大古墳の調査成果―ニサンザイ古墳と御廟山古墳」:堺市博物館学芸課主査 海邉博史。 --------------------------- 今回初めて知りましたが、語る方々の立場によって大きな古墳の名称が異なります。「仁徳天皇陵」が「大山(だいせん)古墳」、「応神天皇陵」が「誉田御廟山古墳」、そして、「履中天皇陵」が「上石津ミサンザイ古墳」です。 <荒井学長挨拶>7月6日に世界遺産に登録。 <宮前局長> ・近畿地方には世界遺産がなく、今回の大阪が初めて。 ・「百舌鳥・古市古墳群」は、関西大学が中心となって研究していて、登壇されるほとんどの方がそこのOBです。 ・4回申請して3回落選、やっと認められた。他の世界遺産も何度か落選を繰り返している。 <十河(そごう)主管> ・ユネスコ諮問機関のICOMOS(イコモス)(アゼルバイジャンで開催)から登録されたとの連絡が入った。 ・前方後円墳の周りには都市部の開発で緩衝地帯があり、高さ制限や色制限がある。 ・陵墓は王の力の大きさを象徴。 ・「古市古墳群」は16万基あり、日本一。 ・標準化された形、①前方後円墳、②前方後方墳、③円墳、④方墳の代表的な4種は、大きさは異なるが相似形が多い。 因みに、他には、「帆立貝式古墳」(ほたてがいしきこふん)、「双方中円墳」(そうほうちゅうえんふん)、「八角墳」(はっかくふん)、「六角墳」(ろっかくふん)、「柄鏡式古墳」(えかがみしきこふん)<前方後円墳のうち前方部が細くなり くびれ部幅と前方部幅が変わらないもの>、「双円墳」(そうえんふん)<二基の円墳を連結した形の古墳>、「上円下方墳」(じょうえんかほうふん)、< 四角形の方墳の上に円墳を載せた構造>、「四隅突出墳」(よすみとっしゅつふん)<四角が突出した特異な形>などが有る。 <徳田調査官> ・管理すること。 ・陵墓は計49基あり、23基が百舌鳥で、26基が古市にある。 ・陪冢(ばいちょう)は、「皇室典範」27条にある陵墓の定義。 --------------------------- ・陪冢(ばいちょう):陪塚(ばいちょう・ばいづか、陪冢とも)は、日本の古墳時代に築造された古墳の様式で、大型の古墳の周辺にある小型の古墳をいう。中心となる大型の古墳に埋葬された首長の親族、臣下を埋葬するもののほか、大型の古墳の埋葬者のための副葬品を埋納するために築造されたものもあると考えられている。 --------------------------- ・「陵」は天皇皇后の為に、墓は殿下の為に。 ・日本の陵墓は、「生きた墓」で、三大墳墓といわれる他のピラミッドや秦の始皇帝のような「死んだ墓」とは違う。 ・仁徳天皇陵は「生きた墓」で、毎年2月8日(仁徳天皇の命日)に、「正辰祭」(そうしんさい)が執り行われる。 ・二重堤、(第1堤、第2堤)、装飾品、埴輪列、石敷(石集め、大変、)が見つかっている。 <海邉主管> ・堺市は都市で、緑色に見えるのが古墳。 ・葺石(ふきいし)は、5世紀前半には有ったが、5世紀後半には無くなっている。(省力化か、止めたか)。 ・武人形埴輪も。 ・ニサンザイ古墳は、二重堀の前方後円墳で、その中ほどにある凸が、「造り出し」。 ・「木の橋」の杭を発見、主軸線上にあり、円形の方と陸地に橋が・・・円形部に王が埋葬か?。 橋の目的は、祭用か、重い石棺用か、色々な説あり。 ・堀にはヘドロが溜まり、「ヘドロとの戦い」、魚も住んでいて気にしながら調査している。 ・水をくみ上げ調査、墳丘規模が拡大し、大きさで8位から7位になった。 堀の深さが、丸側と方側が300mも離れていて、深さの差が20cmしか違わない、これは公差内で優れた土木技術。 --------------------------- <翌朝の朝日に掲載された記事> 宮内庁の徳田誠志・書陵部陵墓調査官や堺市の担当者らが「古墳群」の概要や登録までの経緯を紹介。続いて関西大学や山口大学の研究者らも参加し、古墳群の世界的な位置づけや今後の保護・活用の在り方などについて意見を交わした。 --------------------------- 【今日のLife Hack:もし、私の持っているものが私を意味するなら、また、私が持っているものを失ってしまったら、私は誰なんだろう?- エーリッヒ・フロム -(ドイツの社会心理学者、精神分析学者 / 1900~1980)】 <京橋「東京コンベンションホール」 (東京スクエアガーデン)> <珍しく抽選に当選> <ちょっと油断して遅れ、最前列は確保できず> <関西大学HPから> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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大仙公園のあたりは、散歩・ジョギングコースでした。
世界遺産登録を機に学術調査が進むといいです。 誰のお墓かわからないのでは?です。 ふたり、3人説もありますね。 (August 23, 2019 09:50:17 AM)
maki5417さんへ
>大仙公園のあたりは、散歩・ジョギングコースでした。 そうでしたか、環境の良い所にお住まいでしたね。 >世界遺産登録を機に学術調査が進むといいです。 >誰のお墓かわからないのでは?です。 >ふたり、3人説もありますね。 ・・・う~ん、これはミステリー、ワクワクします・・・。 (August 23, 2019 12:41:10 PM) |