カテゴリ:食関連
どう見ても喫茶店である。
岡崎の美術館からの帰り道の事、二条通りを西に向かって歩いていると、ちょっと小腹が空いてきていたということもあって、気づいたお店です。 これが外観はどう見ても喫茶店なのですけれど、お店の前に鍋焼きうどんの幟が立ててある。 へーっ、喫茶店で “鍋焼きうどん” かいな! このミスマッチ感覚というか、この落差が案外面白くて、この鍋焼きうどんを食ってみようということでこの店に入る事にきめた。 もう午後3時くらいであったので、中途半端な時間ではあったのですが、お店の中はこの店の常連さんと思しき年配の女性客が一人だけ。 その喫茶店へ私たち二人連れが入っていって、開口一番 “鍋焼きうどんください” というわけですから、その年配の女性客の方、思わず笑顔になったような気がいたしました。 当然、喫茶店の鍋焼きうどんですから、時間が掛かるのだろうなーと思っていたら、案の定結構時間が掛かってからおもむろに登場した。 この鍋焼きうどん、ごく普通の想像以上でも以下でもないもので、海老天が入って干ししいたけ・玉子・鶏肉・ほうれん草・ねぎなどが煮込まれていて、見た目普通のもの。 こちらがあまり期待していなかったということもあったかもしれないが、この鍋焼きうどんが意外にも結構美味いのです。 なるほど、今日日は飲食店をやってゆこうと思えば、店に出すものは美味くないとダメなのだろうなー、ということが分かった。 この喫茶店だって、本音のところは喫茶だけで商売したかったのかもしれません。 お勘定を済ませた後、鍋焼きうどんを作ってくれたお店の女性店員さんが、私たちに声をかけてきた。「旅行で京都へお越しですか」との問いかけに、「いいえ、京都地元です。桂です」というと、その店員さんも桂在住だということで、町名を聞くと私の住んでいる町内のお隣の町でありましした。 “世間は広いようで狭いものだ” ということが分かりました。 なんてこと言っておりますが、でも、ものによってはあるいは状況によってはその逆に “世間は狭いようで広いものだ” ということも良くあるはなしなので、その時々で勝手にそんなことを言っているだけなのですけれどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.09 00:18:07
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