カテゴリ:読書関連
我が家の書斎の書棚には、ちょくちょくちょっと目ぼしい本がある。
そんな本を10何年振りかで見つけて嬉しくなることがある。 我が家の本棚には、やたらと本がたくさんあって3年ほど前から大幅に処分を始めたのですが、それでもまだまだたくさん残っているのです。 そのたくさんの本類は、言わば ”玉石混交” 状態ですからまったく無価値のモノから少しは価値のある書籍も有ることはある。 今回10何年振りに見つけたというか、本棚のそこにその本が有る事はもちろん知っていたのですが、引っ張り出してページを開いたのが10何年振りということだったのです。 その書籍は『フローラ逍遥』という澁澤龍彦さんの花にまつわるエッセイ集のハードカバー1987年初版本(定価3800円)、とても美しい装丁の書籍です。 澁澤龍彦さんというと、直感的には ”異端の文学者” というイメージを持ちますが、とてもそんな堅苦しいことはまったく無く拍子抜けがするくらい穏やかで美しい文章の、しかしその博識ぶりは発揮されていて、まさに読みやすいエッセイ集です。 もちろん過去に何度も読み返した本だったのですが、改めて読むと新たな感慨のような ”良い文章に出会えた感” がありました。 またしばらくはこの本を何度も読み返すことになりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.14 14:37:36
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