|
テーマ:音楽配信中!(861)
カテゴリ:音楽
いつも使っているギターを何気なくひっくり返してみたら、裏面に亀裂が入っています。
何だか分かりにくいですね。拡大してみます。 分かりますでしょうか・・・・・・なんだか、拡大したら、あちこち傷だらけで、どれが亀裂なのか、写真では分かりにくいですね。 ↓の写真で赤丸で囲ったあたりに、右上から左下に亀裂があるのが分かるでしょうか。 実は、何を隠そう、うちの子が生まれる前、つまり少なくとも10年以上前から、この亀裂はありました。ただ、よく見ないと気がつかない程度の亀裂で、気がついて以降も特に何もしていなかったのですが、その亀裂が、10年かけて少しずつ育ってきて(笑)、今ではチラッと見ただけでもはっきり分かるレベル。 とはいえ、写真に撮ると、やっぱりよく分からない程度です。 先日、サンポーニャが割れたのをセロテープで修理したことがありましたが、ギターは笛とは違って、弦の張力がかかっている(クラシックギターの場合は、6弦合計で40kgくらいのようです)ので、そう簡単にはいきません。 実用上は今のところ問題ないのですが、このまま放置して大丈夫なのか、修理すべきか、悩ましいところです。修理するとしたら、どこで、費用と期間はどのくらい必要だろうか。 1996年1月、メキシコで買ってきたギターです。アグスティン・エンリケスという工房。値段は確か300ドル弱だったと思います。 もう18年使ってます。18年も使っていれば、しかもフォルクローレの荒っぽい弾き方で使っていれば、あちこち傷だらけです。裏面もそうですが、表面はもっとです。 満身創痍。 しかし、低音がとてもよく響いて、フォルクローレにはうってつけなのです。弦長が66センチもあって、私の指ではちょっと弾きにくいのが難点ですが、逆に言えば弦長が長いから低音がよく鳴る、という面もあるでしょう。日本で3万円(当時のレートは今とだいたい同じ、1ドル105円くらいでした)の楽器よりは、グレードはかなり上だと思います。 ゴルペ板(透明のシートが張ってあるのが分かるでしょうか)は、買った直後に貼ったのですが、これは、表面板に爪がちょっとひっかかっただけで傷がつくので、すぐ傷だらけになることを恐れて、日本にもって帰った直後に貼りました。フラメンコギターは表面板を叩くので、ゴルペ板をよく貼りますが(そもそも、ゴルペというのはスペイン語で「叩く」という意味)、クラシックギターにこんなものを貼る人は、あんまりいない、かも。 しかし、結局ゴルペ板以外のところが傷だらけになってしまい、あまり意味がなくなってしまいました。ゴルペ板を張ることで、音によい影響はないだろうしなあ。 さて、そんな記事を書いていたら、何とフラメンコギターの神様、パコ・デ・ルシアが亡くなったとの報が。私は、自分ではフラメンコは弾けませんけど、しかし大好きです。まだ66歳、メキシコのカンクンに滞在中に心臓発作でなくなったようです。カンクンということは、休暇の旅行中だったのかな。 Rio Ancho(広い川) Bulerias この超絶ギターが、もう聞けない。合掌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|