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2006年03月01日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
  さて我が家の愛犬、プードルのマキ。
  この子の話をする前に、もう一匹の風来坊の犬の話をしたいと思
  います。

  もともとこの犬は、父が勤めていた工務店で飼われていた? 犬
  です。なぜ、?が付くのかと言うと、犬小屋があるわけでもない
  し、首輪につながっているわけでもないし、餌も与えられている
  わけでもないのです。
  気が向いた時に餌が与えられているような、飼い犬とはいえない
  飼い犬です。

  色は茶色で、芝犬の毛を長くしたような感じ、大きさは全長で1
  メートルくらいでしょうか。

  父はわたしと一緒で、犬好きです。
  よく可愛がっていたみたいで、父になついていました。

  ある日父が仕事場から帰ってくるときに、父の自転車のあとを追
  って我が家までやって来ました。
  吠えることはなく、おとなしい犬です。わたし達に触られても撫
  でられてもされるがままで、嫌がったりしません。

  ところでこの犬の名前、初めはわからなかったのです。
  でも名前がないと不便だと言うことで、勝手に名前をつけたので
  すが、これが兄には気に食わなくて、却下されてしまいました。

  じゃあ、なんて名前にするんだよ!
  と言うと、「コロ」がいいというのです。

  コロ!? そんなのどこにでもいる名前ジャン。
  と今度はわたしが気に入りません。

  ところが兄が、「コロ」っと呼ぶと、明らかに反応が違います。
  先ほどまでわたしがつけた名前では、見向きもしなかったのが、
  「コロ」と呼ぶたびにこちらを振り向きます。

  ほらっ、こっちを見るじゃん!

  と言うことで、この犬の名前は「コロ」となりました。
  ところがこの「コロ」、工務店では一応「コロ」と呼ばれていた
  らしいのです。道理で、振り向くわけです。

  さて父の自転車のあとについて、始めてやって来たコロですが、
  その後は気が向いた時に、勝手に我家に来るようになりました。
  初めは父と一緒に来ることが多かったのですが、いつの間にか父
  がいなくても、勝手に我家に来てゴロっとしています。

  完全な雑種なのですが、このコロ、頭はかなりいいと思います。

  自由気ままな風来坊、怒ったり吠えたりしない犬ですが、わたし
  達の思い通りなるような犬ではありません。
  首輪は嫌い、繋がれるのは嫌だ。
  俺は自由さ! というのが信条のようです。

  その頃中学校までは、どうやって手に入れたのかは覚えていない
  のですが、自転車で通学していました。
  距離にして3キロくらいです。

  ある日自転車に乗って、中学校に向かっていると、いつの間にか
  わたしの後をついてきます。
  いくら追い払っても、われ関せずという感じです。

  そしてとうとう学校まで来てしまいました。
  一緒に下駄箱のところまで来て、教室まで来ようとします。
  それで駄目だよと、思い切り叱ったら、きょとんとして見ていま
  したが、入って来ないでどこかに行ってしまいました。

  どうしたのかなと気になっていたのですが、ふと授業中窓の外を
  見ると、コロが教室の横の松林の中を走り回っています。
  この中学校、運動場もあるのですが、その運動場と同じくらいの
  広さで、松林があります。
  その中を、走り回っては、地面に鼻面を押し付けて、飛び回って
  います。

  この行動、わたしはよく知っています。
  コロの大好きなネズミ捕りです。
  犬の癖に、ネズミ捕りが大好きなんですよ。

  ネズミの痕跡を少しでも見つけると、もう大変です。
  地面に鼻面を押し付けて、じっとしています。
  そして急に、四肢を突っ張って、その場でジャンプをします。
  北の国からで放映された、キタキツネのジャンプにそっくりです。

  そしてまた、地面に鼻面を押し付ける。さらにジャンプと、延々
  と続きます。
  これが始まると、わたし達がいくら呼んでも、絶対に来ません。
  完璧なトランス状態です。

  こうしてコロは、わたしの後について学校にまで来るようになり
  ました。そして、思う存分ネズミを探し回って、そしていつの間
  にか帰ってしまいます。

  ところでコロのネズミ捕り、遊びではありません。
  彼の食料です。えっ~、と思うかもしれませんが、彼はそうやっ
  て自分の食料を確保し生きてきたのです。

  雑種のコロ、長い毛に隠されてよく分かりませんが、本当はあば
  らが出るくらい痩せています。でも、彼が生ごみをあさっている
  所を見たことはありません。

  わたし達があげる餌にも、すぐに飛びつくことはせず、自分に与
  えられたものかどうかを確認してから食べます。

  今こうして思い返してみると、なんと気高い犬だったのでしょう。



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最終更新日  2006年03月01日 11時05分04秒
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