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Mar 24, 2004
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ドニーダーコのDVDを見る。 「Donnie Darko」（2001､米） 日本公開時の公式HP(公開はとっくに終わってる） http://www.donnie.jp/ ええっと。これ見たのが確かちょうど一年前。イギリスで見ました。去年一年の中でもあたしの中で最大級ヒットの映画で、未だに愛情は綿々と続いており、従って自分の日記の中ででも書いたはずなのだが、探してみたら見つからない。どなたかのHPに書いたのだろうか。どこだろう？ 確かに書いた記憶はあるのだが。あっちこちに書き散らすとこういう目にあうのね。 これをひと口に描写するのは難しい。 日本で公開されたときに、青春映画と銘打たれてたけど、それだとありがちのティーン映画に聞こえるし。勿論思春期の痛みを扱ってもいるし、SFでもあるし、哲学映画(っていうものがあるとしたら)でもあるし、と思う。最高にクールで、なのに最高に「心に痛い」映画です。 圧巻なのは、ドニーを取り巻く学校の､社会の大人たち。 もう最高。 特にサイコセラピスト気取りのいんちきカニンガムはいい。善、悪。暴力､平和。そんな簡単なものなの? グレアム・グリーンの詩は「暴力的」ですか? 変な先生の「道徳（って今考えると不思議な科目がありました）」ちっくな授業の一場面。ドニ－の怒り。 Well Life is not that simple I mean who cares if LingLing throws the wallet and keeps the money inside. it has nothing to do with either fear or love. there are other things which need to be taken into account here, like whole spectrum of human emotion. you can't lump everything into 2 categories and then just deny everything else. (人生ってそんなに簡単なものじゃないってば。ええと、つまり、リンリンが財布を捨ててお金を取ろうが、どうでもいいって。あんたが言う「恐怖（ネガティブ）」と「愛情（ポジティブ）」とかそんなんとは関係ないよ。 もっと他に考えるべきことがあるんだよ。人間の全部の感情のスペクトルとかさ。全部たった二つのカテゴリーにぶち込んで､他は無しなんて絶対おかしいよ。） ここだけ引用してもぜ～んぜん意味わからない（笑）。 パンチが効いてるのに、どこかポップでモダン。いわゆるポストモダン～。 どうにもならない苛立ち。 運命の分岐点。 世界の終わり。 可能性の交差。 そして愛すること。 まさに ドニーダーコは現代ティーン版「異邦人」だ。と思う。 後で知ったらドリュ－バリモアのプロデュースだった。いかにも彼女らしい。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
Mar 31, 2004 03:05:28 AM
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