--経済的に豊かである事が全てに勝るとは言わないけれど--
今年リタイヤするお二人の方がいらっしゃいます。そう、ここではAさんとBさんと言う事にしておきましょう。お二人とも立派にサラリーマンとしての職務と責任を全うし今年、定年退職される予定です。同期で入社し、ほぼ同じ様に出世し部下を育て、家庭では二人の子供に恵まれ、郊外に自宅を持ちローンもほぼ完済と(お二人とも)満足のサラリーマン人生を送ってきました。今、お二人は、身の回りの整理と取引先への挨拶、そして業務の引き継ぎに追われながら来る第二の人生の過ごし方に想いを馳せる日々を過ごしています。全く同じ様にサラリーマン人生を送ってきたお二人ですが、リタイア後の第二の人生までは、どうやら同じとは行かない様です。 ここでちょっとお二人の懐事情を見てみましょう。Aさんは預貯金1,500万円、リタイア後は年金受給までアルバイトでもやるつもりでいますが、そう都合良く働けるとは思えませんし暫くは自分の好きな事(趣味等)もしたいので、貯金を切り崩して暮らしていこうと考えています。子供は二人とも独立しているので、夫婦二人だけの生活です。そう大きなお金は掛からないだろうとは思いますが、女房にも好きな事をやらせてあげたいし、そうなると最低でも月に30~40万円程度は必要です。と言う事は・・・そうです、年金受給までに貯金だけでは足りなくなるかも知れないのです。 Bさんは、どうなのでしょうか?実はBさん、40歳台に入ってから将来の為にと幾つかの投資を勉強し始め、自分の正確に一番合っているのでは?と(収益)不動産投資を始めてみる事にしました。まずは、奥さんの説得、これには若干の時間を要しましたが、自分で数パターンのシミュレーションを作り、誠心誠意、説得した事で何とか理解を得る事に成功しました。次は、自己資金の用意と物件探しです。自分の貯金700万円、奥さんの貯金200万円、それに両親から400万円を借り、自己資金1300万円を用意し、対象となる物件を探し始めたのです。 すいません。時間切れです。続きは次回に。