長野県革新懇活動交流会・記念講演会
午前中は長野県革新懇の活動交流会、午後は革新懇の記念講演会だった。 午前中の活動交流会では、千曲市の場外車券場反対の住民運動の報告、下伊那地域のリニア新幹線をめぐる現状と課題について、それぞれ報告があった。 千曲市の場外車券場に反対する運動は、地元のマスコミでも報道され、市議会の傍聴席を埋めた反対住民の前で、車券場設置の是非を決める権限もない市議会が10対11で設置推進を決議するなどの乱暴なやり方です。明らかに住民運動の力が推進派を追い詰めているわけで、長野県は公営ギャンブルの場外車券場、馬券場は一か所もつくらせておらず、各地のこれまでのとりくみも交流するシンポジウムを開く計画も提案された。 リニア新幹線の計画もお粗末。膨大なトンネル掘削に伴う排出度の最終的な置き場、処分先も決まらないまま工事は始められ、工事が進めば進むほど、「こんなはずではなかった。」という住民の思いが広がり、矛盾が出ている。この工事を、このまま無責任に推進していいのだろうかという疑問が広がる。 私も、長野県の野党共闘の現状について、報告をした。 午後の記念講演会は、長野県短期大学准教授の瀬畑源さんの「象徴天皇制の行方を考える――明仁天皇の人生をふりかえりつつ――」。来年の天皇退位を前に、象徴天皇制について考える興味深い機会になった。