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2022.03.21
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カテゴリ:社会問題

 今日(20)は日曜日であったためか、重要そうな記事は出ていませんでした。強いて挙げれば、今日もネバティ国庫・財務大臣の発言に関する記事と、クルド関係では春の祭りであるネブローズに関する記事が出ていました。

 今日も「(AAでは)記事にならない情報」は、昨日に引き続き、トルコ各地の大雪に関するニュースが色々で出ていました。イスタンブル県では峠を越えたようですが、東部を中心にまだまだ大雪のところが残っています。ウクライナ・ロシア戦争に関する議論も変わり映えはしない状況ですが、トルコ外交の成果に関する面白い?指摘がありました。トルコ国内では、エルドーアン大統領及びチャヴシュオール外相を中心とする外交攻勢が好意的に報じられ、久しぶりの要人訪問ラッシュや濃厚な電話外交が行われていると指摘されています。「トルコに対する要人訪問ラッシュや濃厚な電話外交」が行われていることは事実ですが、その評価がトルコで言われているほど、外国では高くないという指摘がありました。そして、その理由の1つとして、「エルドーアン大統領はプーチン大統領に首根っこを押さえられているため、トルコによるロシアに対する弱腰外交として表れているというものです。もともとの問題は「シリアにおけるトルコの内戦関与」から始まっているとの指摘です。そして、S400ミサイル防衛システムの購入が決定的にトルコの不利に働いているとのことです。S400ミサイル防衛システムは、ロシア側のレーダー情報に基づいて運用されるため、シリアにおけるトルコ空軍の活動は完全にロシアに依存しているため、トルコ軍は、シリアではロシア空軍及びシリア空軍に対して完全に無防備になっているとの指摘でした。「ロシアのレーダー情報に基づいたミサイル防衛システムを、トルコはいったい誰に対して使用するつもりか」とのそもそも論の指摘がありました。結果として、トルコはシリアにおけるトルコ軍の活動に関して、ロシアからの情報に完全に依存しているため、プーチン大統領(ロシア)に対して強く出ることはできないという指摘です。ロシア及びシリアに対して使用できないミサイル防衛システムは現実的には使用の機会のない無用の長物で、現実的にはプーチン大統領に対する賄賂に近いものであるとの分析でした。ロシアに対する経済制裁を、トルコは2014年のクリミア併合の際にも実施することはできず、今回もウクライナ・ロシア戦争で「中立」を守らざるを得ない状況となっているとの指摘です。積極的な外交方針としての「能動的中立」ではなく、ロシアに対してNATO加盟国として一致した対応ができない状態として「選択余地のない、受動的中立」となっているため、アメリカ、イギリス、ドイツなどの欧米諸国に対する説得力はほとんどないという指摘でした。

 最近何回も紹介している「選挙法改正案」は国会議員選挙に関するものですが、「国会議員選挙よりもさらに重要なのは、大統領選挙である」という指摘があります。これまでも何度か紹介したことがありますが、次の選挙で決定的な意味がるのは、あくまでも大統領選挙であり、600人の議員総数のうちの5分の3に相当する360人以上の議席を獲得すれば「憲法改正のための国民投票を実施することができる」のですが、「大統領権限を弱めるための憲法改正であれば、共和同盟からの協力は得られる(無理して5分の3の議席は不要)」との指摘がありました。これは事実だと思いますが、一方で、現AKP政権の数々の不正?を追求するつもりであれば、国会における「弾劾裁判決議」が不可欠で、そのためには議員総数の3分の2,つまり400議席以上が必要になります。「仕返し目的」であれば問題ですが、現在話題になっている「BOT方式によって建設された社会資本の国有化問題」について、本格的に「国有化すべきような不正や過大な損害」を検証・検討するのであれば、「大統領選挙の勝利と国会議員400議席以上の獲得」の両方を目指すことが必要と思われます。

 

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  320(最初の患者確認から740日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。

今日の検査件数:  262,116

今日の感染者数:  13,081

今日の死者数:   85

今日の完治者数:  14,263

 今日は、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。

1 ネバティ国庫・財務大臣は、『KKM(為替相場保護付き預金)口座で5,700億リラを超える数字が存在している』と発言

2 HDPのイスタンブルにおけるネヴルズ行事で83人が拘束された

 今日は紹介できませんが、KKMの預金額が大きくなれば大きくなるほど、為替相場(ドル/TL相場)がリラ安になった時にそれだけ多額な財務負担が生じることになるため、大きさを誇ることは単純にはできません。ドル/TL相場を引下げることができるほど多額になった場合に初めて利益になる話です。実際、1ドル=1112リラから15 (14.70) リラへのリラ安になっているため、それだけの財政負担が生じていることになりますので、それが正確に計算できないように「リラ建て」で発表しているのではないかと思います。

 

 

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 今日はトルコのガラス製品を紹介します。
​ トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​






​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。​




ここからはブレスレッドです。




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Last updated  2022.03.21 13:47:13
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