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カテゴリ:社会問題
今日(8日)は日曜日でしたが、いくつか重要と思われる記事が出ていました。今日はそのうち、イマムオール大イスタンブル市長のトラブゾン訪問の経費の告発に関する記事を紹介します。
今日も、「(AAでは)記事にならない情報」の話題の中心は、新しい事件もなかったため、昨日から特に変わっていません。1つは「ソイル内務大臣によるオズダー勝利党党首に対する侮辱発言とその後の展開について」に関するものであり、そのほかには「物価高・生活苦」と「野党6党の共同大統領候補問題」も引き続き議論されていました。その中でも、記事として出ている「市役所の、あるいは市長としての仕事と全く無関係なトラブゾン訪問にかかった経費を、イスタンブル市役所に負担させたとする業務上横領の罪で弁護士が告発した」という事件に発展していることが話題になっています。イマムオール市長に対する攻撃としては、昨日も紹介しましたように「記者に対する不遜な態度(特定者との癒着を図った?)」が出ていましたが、その発展形?と言えるかもしれません。ソイル内務大臣のオズダー勝利党党首に対する発言よりも余程正当性、合理性があるように思いますが、これもAKP、特にエルドーアン大統領個人的な経費流用に関心が集まる可能性があり、ブーメランとなって帰ってくるかのせいもあります。例えば、先日も紹介しましたが、過去20年間にAKPから国会議員になった人や県支部長をした人など、「AKP関係者の慰労会・関係再強化集会」が大統領府で行われましたが、これは「大統領」としての仕事は0%で、AKP総裁としての仕事が100%と思われますので、今回の「イマムオール市長のトラブゾン訪問」と同じか、それ以上の明白な「経費流用」に当たると思われ、少し探せばこんな事件は際限なく出てくると思われます。少なくとも普通の国なら確実にブーメランとなって帰ってくる確率が極めて高い事件と思われます。これ以外では、新しい世論調査結果が出ていました。またまた結論めいたことを先に紹介すれば、「どの調査会社かは現時点では不明だが、調査結果を操作している、あるいは、極めて不適切な調査(=間違った結果を示した調査)を行っている会社が存在している」という可能性がより高くなったように思われます。5日には、メトロポ(-)ル社のアンケート調査結果を紹介しました。「未定などを残した状態」では、AKP25.2(%)、CHP17.6、善良党14.6、HDP9.7、MHP5.7、DEVA1.5、SP1.1、新福祉党1.1、勝利党0.5、未来党0.5となっていました。今日紹介するのは、アヴラシア調査会社の調査結果です。ある意味で、「(AKPとCHPの支持率で)最も差が大きな2社」と言えるかもしれません。アヴラシア調査会社の結果では、「未定などを残した状態」では、CHP28.0(%)、AKP27.1、善良党11.6、HDP9.0、MHP5.4、DEVA4.3、勝利党2.0、未来党1.7、SP0.8、未定8.3とのことでした。この2社で最も異なっているのは、「CHPの得票率(と未定?)」で、2番目は「善良党、DEVA、AKPの得票率」と言えそうです。特に、CHPは10ポイント以上(約59%)の差が生じており、「誤差」では済まされない違いになっています。なお、アヴラシア調査会社が出した、未定を分散させた後の支持率は、CHP30.5(%)、AKP29.5、善良党12.4、HDP9.9、MHP5.7、DEVA4.7、勝利党2.2、未来党1.9、SP0.9でした。
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5月8日(最初の患者確認から789日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。 今日の検査件数: 9万8,758件 今日の感染者数: 1,480人 今日の死者数: 9人 今日の完治者数: 1,526人
今日(8日)は、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1の記事を紹介します。 3 今年1~4月にトルコ全土で100万件近い不動産売買が行われた 4 今年1~4月に航空機利用者数は4,100万人を超えた 5 3月にイスタンブルは100万人以上の観光客を迎えた 6 IETT(イスタンブル市交通局)バスと乗用車の交通事故で3人が負傷した
今日、紹介するAAの記事の見出しは「イマムオール大イスタンブル市(IBB)長に関する刑事告発」です。今日(8日)付の記事です。抜粋して紹介します。 イスタンブル検察庁に対して、アイドゥン・エゲメン弁護士から提出された刑事告発状には、イマムオール市長がIBBの予算を選出された県境を超えて、政治目的と動機により浪費したことが公衆の面前で明らかにされたことを指摘しつつ、この問題について捜査を行うことを要請したことが記述されています。イマムオール市長について、「2023年に行われる選挙で、大統領候補になるとの決定があるならば、大イスタンブル市(IBB)長を辞任しなければならないこと」を明らかにした告発状に次のように記述されています。「選挙で選ばれた市長職の肩書持ち、任務の期間中は、労働日及び労働時間に関する全ての公費は、行政区域内に居住する市民の安寧と安心のために使用しなければならないが、同時時間及び予算を、個人的な政治目的と動機で浪費していることが公衆の面前で明らかにされた。この件に関する捜査が行わるよう要請する。」
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Last updated
2022.05.09 14:02:25
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