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カテゴリ:経済問題
今日(6月1日)は、経済関係を中心に重要と思われる記事がいくつか出ていましたので、今日は記事の紹介を中心にします。 今日も、「(AAでは)記事にならない情報」としては、「松の廊下」あるいは「殿、ご乱心」という話題?が中心になりました。このところ、エルドーアン大統領のイライラが限界にきているのかと思える発言がしばしば飛び出しています。クルチダルオールCHP党首やアクシェネル善良党党首への攻撃であればギリギリOK?ですが、最近では一般国民、民衆に喧嘩を売っているのかと思えるような発言が行われています。あるいは、本人は野党党首の発言を批判しているつもりかもしれませんが、野党党首の発言は国民の声、あるいは国民の現実を正直に語ったものであり、そこを攻撃するということは、ほぼ直接的に国民の声を踏みにじっている状態、あるいは国民を標的とした暴言となってしまい、「殿、ご乱心」と表現できる状況になっています。例えば、数日前には「真摯になれ。正直になれ。飢えているなどといった状態の人は、トルコにはいない。」と発言して、野党をはじめ多くの国民から猛反発を受けています。もう一つの行動は、「背に腹は代えられない」という積極的な?対応なのか、本当に国民の生活状況が分かっていないためか、判断が付きかねますが、今日、6月1日から、天然ガス料金と電気料金が大幅に値上げになりました。これによって、零細企業や農民がさらに倒産・破産に追い込まれることは確実で、何人かの解説者も「早期選挙はあり得ない(=経済状態が悪すぎ、今選挙をすれば、与党惨敗は必定)」と指摘していました。今日は、天然ガス料金と電気料金が大幅に値上げに関する記事を紹介します。 なお、今日は、イマムオール大イスタンブル市長の「高等選挙委員会(YSK)委員に対する侮辱」裁判で判決が言渡されるはずでしたが、検察官の要請により6月21日に延期になったそうです。また、公民権は停止になったものの、収監は免れたカフタンジュオールCHPイスタンブル県支部長に対する別の裁判が継続しているため、近い将来、同支部長が収監されても驚くに当たらないという指摘もありました。 最後に、イスタンブル商業会議所(ITO)が毎月発表しているインフレ率も発表になっていました。消費者物価指数に相当するイスタンブル給与所得者生活指数は、5月に月間で5.84%、昨年末からの5ヶ月間で48.86%、対前年同月比で87.35%と発表されました。また、卸売物価指数は、月間で5.76%、昨年末からの5ヶ月間で31.46%、対前年同月比で79.12%と発表されました。
励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 昨日、「AAのホームページからも、『新型コロナウイルス(KOVID-19)』のコーナーが削除されました。よって、今後この情報は、このブログでも提供することはなくなると思われます。」と紹介しましたが、新型コロナウイルス(KOVID-19)に関する統計は、完全に隠すとかえって疑われるためか、週間統計として発表されることになったという記事が出ていました。 今日(6月1日)は、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1と2の記事を紹介します。 1 BOTAS(ボタシュ、パイプライン石油輸送公社)から天然ガス値上げに関する発表 2 EPDK(エネルギー市場規制委員会)は、6月の電気料金を発表した 3 4月にイスタンブルを訪れた観光客数は、昨年同月と比べて133%増加した 4 内務省からKOVID-19流行に関する“入国対策”(の緩和)に関する通達 5 コジャ保健大臣は、『今日からKOVID-19状況表は週刊で発表される』と発言 6 “爪-鍵”作戦地域でPKK/YPGテロリスト14人が無力化された 7 アフガニスタンの無秩序難民236人が国外退去処分にされた
今日最初に紹介するAAの記事の見出しは、「BOTAS(ボタシュ、パイプライン石油輸送公社)から天然ガス値上げに関する発表」で、今日(6月1日)付の記事で、抜粋して紹介します。 6月1日以降、工業用天然ガス販売価格は10.23%、発電用天然ガス販売価格は16.28%、家庭用天然ガスの販売価格は30%の引上げが行われました。この値上げにもかかわらず、特に家庭用天然ガスの消費者に対して支援は継続されています。 ここからは一言解説・雑感です。全体の6分の1程度を紹介しました。残りの6分の5は値上げを行わざるを得ない理由が延々と書かれています。
今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「EPDK(エネルギー市場規制委員会)は、6月の電気料金を発表した」です。これも今日付の記事で、抜粋して紹介します。 エネルギー市場規制委員会(EPDK)の発表した電気料金が今日付けの官報で告示されました。家庭用の第1段階の1キロワット時当たりの料金は129リラ6クルシュ、それ以上は192リラ80クルシュとなりました。また、商業施設用の第1段階の1キロワット時当たりの料金は208リラ92クルシュ、それ以上は278リラ1クルシュとなりました。更に、工業用の1キロワット時当たりの電気料金は287リラ57クルシュとなりました。 ここからは一言解説・雑感です。記事では単に料金が書いてあるだけですが、報道によれば、家庭用は15%、商業施設用は25%の値上げとのことです。
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Last updated
2022.06.02 14:21:46
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