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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2022.07.02
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カテゴリ:社会問題
 今日(71)も、社会面を中心に、経済面でも非常に重要と思われる記事がいろいろと出ていました。

 今日も、「(AAでは)記事にならない情報」としては、「歴史的大転換、Uターン」の話題で持ち切り?です。昨日は、「エルドーアン大統領が主張するように『大勝利』だったのか、それとも野党反政府系テレビが指摘しているように『いつもどおりに騙された』のか、という点に関心が移っています」と紹介しましたが、次第に「大勝利、外交的勝利」どころか、「大敗北、大譲歩」であった可能性が明らかになってきました。スウェーデンとフィンランドの今後の対応・行動に大きな変化はないことは、両国の大統領・閣僚の発言から明らかになってきました。略述すると「PYD/YPGをテロ組織と呼んでいない」、「PYD/YPGに武器援助は行わないが、人道的援助は行うことができる」、「自国の法律(裁判)に照らしてテロリストであると判断できない場合には、引き渡し・送還はありえない」などです。トルコの野党・反政府系メディアによれば、「“3者合意”であって、形式上ではアメリカはもとより、NATO自体も全く関与していない(今後の解釈にも関与しない?、アメリカはPYD/YPGへの軍事支援を継続させる)」、「バイデン大統領は“F16のトルコへの売却・現代化に賛成”と言っただけで、これは1年前から変わっていない。しかも、上院が反対して実現できない状況にも全く変わりはない(今後、態度が可能性はあります)」などで、これらは明らかに事実と思われますが、極めつけは「3者合意に署名したのは、前日のバイデン大統領との電話会談で、『署名しなければ、会談は行わない』と言われたから」という指摘です。これは真実かどうかわかりませんが、もしこれが本当であれば、「トルコの国益はおろか、個人的利益ですら手に入れることはできておらず、単にツーショット写真を撮るためだけの譲歩だった」ということになります。また、NATO首脳会議に合わせて、ジョンソン・イギリス首相とも会談を行っていますが、エルドーアン大統領がテーブルについている同首相ところに後ろから近づいて行き、親しさを示そうとしたためか、同首相の肩に手を置いたところ、同首相が邪険にエルドーアン大統領の手を払いのけている映像も紹介されていました。現時点では、エルドーアン大統領の主張、癒着メディア及び昨日紹介しました日本メディアが報じているのとは全く逆に、野党や反政府系メディアで主張・紹介されているように、「大敗北、大譲歩」であったとの見方が、事実により近いことが明らかになってきました。

 これ以外では、今日の最大の話題は「最低賃金の発表」でした。一言で言えば、「30%の引上げが決定された。しかしこの増額幅は、予算増額(補正予算額)50%はもとより、自分たち(国会議員。放棄しましたが、エルドーアン大統領の給与も当初は40%増となるはずでした)、国家公務員の給与引き上げもさらに低い数字にとどまった」ということです。このほか、今回の公務員給与・年金引き上げに直結する、4()TUIK6月のインフレ率を発表する前に、公務員を退職して年金を受給している人たちがTUIKの前で抗議の記者会見を行おうとしましたが、警官によって暴力的に排除されている映像も紹介されていました。最低賃金、年金額を引上げ、一方で、とりあえず今月は電気料金、ガス料金の値上げを行わず、また、ここ数日間は液体燃料の値上げを行っていないのは、「近く選挙を行うとしているから」という見方もありますが、「トルコ国民が暴動を起こすのを未然に防ぐため」という“より差し迫った理由”からであるという見方もあります。管理者も、現在は非常事態に陥っている状態だと思いますが、「いつ選挙が行われるか」は、最早、「トルコ国民が、いつまで耐えられるか」という問題になっているように思います。つまり、「3者合意やバイデン大統領との会談」などを売り込もうとするなど、エルドーアン大統領は何とか人気回復に努めていますが、“ハイパーインフレと生活苦”に関して、トルコ国民をなだめ切れなくなったときに、選挙が行われるのではないかと思われます。そういう時期に選挙を行うということは、与党の大統領候補が誰であれ、その候補者が当選する可能性は事実上全くないことになります。

 最後に、大統領候補間の支持率アンケート結果に関して紹介します。メトロポ(-)ル社が行った調査に関して、いつも紹介している解説者が口頭で紹介していました。そのため、数字が一部欠けている?ところがありますので、ご容赦ください。「野党候補者の支持率、  エルドーアン大統領支持率、態度未定者の率」という順番です。

ヤヴァシュ大アンカラ市長    54  35.6 10(%)

イマムオール大イスタンブル市長 51.7 37.7 10

アクシェネル善良党首党     48.0 38.8 13

クルチダルオールCHP党首    46.0 39.8 14

 ヤヴァシュ市長とイマムオール市長の二人は支持率が50%を超えており、アクシェネル善良党首党は9ポイント、クルチダルオール党首は6ポイント、エルドーアン大統領の支持率との差をつけています。メトロポ(-)ル社の調査結果は他社の調査結果と比べて“常にAKPに有利な数字が出ている”と言えますので、「メトロポ(-)ル社ですらこの数字を出しているということは、クルチダルオール党首でも勝てる可能性が濃厚になった」と指摘していました。そして、この解説者は、クルチダルオール党首が候補となり、残り5党の党首と一緒になって選挙運動を行うことにより「クルチダルオールという1人の大統領を選ぶのではなく、6人からなる内閣(閣僚候補)を選ぶ」というイメージをトルコ国民に伝えることで、その支持率はどんどん上昇するであろうと予測していました。なお、大統領候補者に関しては、ダヴトゥオール未来党党首(元首相)が「6党の大統領候補は、6人の中から出すべきだ(=市長は大統領候補にしない)」という発言を行いましたが、これはウイサルDP(民主党)党首が「大統領候補にはクルチダルオール党首がふさわしい」という発言を行ったのに続くもので、クルチダルオール党首支持と取れます。クルチダルオール党首を支持すると明言、あるいは示唆していない党首は、ババジャンDEVA党首とカラモッラオールSP党首だけとなっています。しかし、それでも野党6党は、「統一大統領候補は選挙日程が発表になるまで公表しない」という方針を堅持しています。

 

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 今日(71)は、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1と2の記事を紹介します。

 エルドーアン大統領は、『(スウェーデン及びフィンランドのNATO加盟は)招待の過程である』と発言

 エルドーアン大統領は、『新最低賃金は30%の中間引上げで5,500リラとなった』と発言

3 エルドーアン大統領は、『(スウェーデン及びフィンランドのNATO加盟で)のらりくらり作戦だと我々が判断すれば、我々も最初の態度に戻る 』と発言

4 最低賃金についての決定が官報告示された

5 7月は、ガス料金の改定は行われなかった

6 (3600)追加指標と学生恩赦(、最低年金額引上げ)に関する法律案が、TBMM(トルコ大国民会議、トルコ国会)総会で可決した

7 ネバティ国庫・財務大臣は、『我々はインフレを管理下に置いた』と発言

8 ネバティ国庫・財務大臣は、『純最低賃金の累積引上げ率は94.60%である』と発言

9 1500人の判事・検事候補生が採用される

10 “爪-作戦地域でトルコ軍兵士1人が戦死した

11 “爪-作戦地域で治安防衛隊員2人が戦死した

12 “爪-作戦地域でPKKテロリスト2人が無力化された

 

 今日、最初に紹介するAA記事の見出しは、「エルドーアン大統領は、『(スウェーデン及びフィンランドのNATO加盟は)招待の過程である』と発言」です。今日(71)付の記事でで、抜粋して紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、金曜礼拝を(イスタンブル市)ウスキュダル区の聖者アリ・モスクで行った後、新聞記者の質問に答えました。

 ある新聞記者が「NATOにおけるスウェーデンとフィンランドとの会談は、国際メディアでトルコの勝利として紹介された。ザ・エコノミストは『エルドーアン大統領は、勝利を持って帰国する』との表現を使った。大統領はどう評価しているのか。」との質問に対して、エルドーアン大統領は、「最新のNATO首脳会議は、トルコの特にテロとの闘い、更には他の同盟国との協力関係、そしてスウェーデンとフィンランドの加盟問題が主題であった。ある人はこれを加盟(した)との表現を使っているが、これは招待過程である。この招待過程に関して、我々はどう対応したか。現時点ではYesと言った。」との分析を行いました。そして、この招待には一定の条件があることを指摘したエルドーアン大統領は、「この条件として、トルコは何を求めたか。合意書に盛り込んだ。その合意書を持って、NATO首脳会議に行き、初日に4者協議を行った。この協議で、合意に盛り込む必要がある問題、特にテロとテロリストに対する条件を出した。この条件は受け入れられた。」とのべました。

 

 今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『新最低賃金は30%の中間引上げで5,500リラとなった』と発言」です。こちらも今日付の記事で、抜粋して紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、ドルマバフチェ宮殿大統領府事務所で行った新最低賃金に関する記者会見で、トルコがここしばらくの間直面している経済の罠に対して、トルコ政府が行っている新しい対策について述べました。

 エルドーアン大統領は、次のように述べました。「昨年12月から今年1月のインフレが引き起こした障害が、前回の最低賃金の引上げを不十分な状態にしたことを確認した。そのために、必要な対策を直ちに取るように指示した。公務員の給与と全ての年金受給者の年金に40%以上の、インフレ目減り相殺引上げを既に決定している。最低賃金受給者に対しても喪失分を補う必要が確認された。労働・社会保障大臣は直ちに最低賃金特定委員会を招集した。全ての参加者の見方と協力による調和の中で作業を進めた結果、最低賃金を25%引き上げることに決定した。その結果、新しい最低賃金は5,500リラになる。(ビルギン労働・社会保障大臣の指摘で発言を修正して、)閣議では25%の引上げが議論されたが、最終的には30%の引上げを行うとの決定を行った。」

 

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 今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。




 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。



















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Last updated  2022.07.02 22:47:14
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