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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2022.07.09
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カテゴリ:社会問題
 今日(8)は、経済面でも、社会面でも、重要と思われる記事があまり出ていませんでした。

 今日は、「(AAでは)記事にならない情報」としては、昨日に引き続き、「エルドーアン大統領がAKP内部からの票の流失に危機感を持っている」という状況が色々と議論されています。反政府系のニュース番組を多く見ているせいだとは思いますが、今日のトルコでは「クルバン・バイラム(犠牲祭)を祝う」という雰囲気はほとんどないように思えます。大昔?、つまり30年前、40年前までは2つのバイラム(犠牲祭、砂糖祭(ラマザン))は日本の昔の盆暮れと同様に、「帰省して親せきと一緒に祝う」あるいは、「父母を中心に、年配の親戚のところに挨拶に行く」という意味が濃厚にあったように思われました。そこから、つい数年前までは、「長期休暇、海外旅行、リゾート地での休暇」というイメージに変わっていました。少し前でも、つい数年前までも、理由は違っても、トルコの人々は2つのバイラムを楽しみにし、いろいろな形で活用してきたことは事実です。しかし、新型コロナウイルス(KOVID-19)流行後は、特に今年は、経済的に困窮し、休暇に行くことができる人の割合は非常に低く、帰省ですらあきらめる人が多くなっている状況です。このような状況となっているため、「バイラムを祝う」という雰囲気が、極めて希薄になっているものと思われます。なお、来年の砂糖祭(シェネル・バイラム、ラマザン・バイラム)421日から、犠牲祭(クルバン・バイラム)628日からのようですので、現在のエルドーアン大統領の方針としては、砂糖祭と犠牲祭の間に選挙が行われることになります。来年の状況はまだ分からないとは言え、あと1年未満で、「世界経済が回復し、そのお陰でトルコ経済も回復する(トルコが単独で回復に向かう政策を取る可能性は、現政権下ではないと思われます)」というシナリオが実現するとは思われません。この後紹介する予定の「早期選挙の勧め?」も、そこを見越しての発言かもしれません。以前から野党は、腰が引けがちと言えども、早期選挙を求めてきました。一方で、エルドーアン大統領、バフチェリMHP党首を始めとする与党関係者は「任期満了時の通常選挙」を指摘していました。しかし、与党内部からも公に「早期選挙を求める声」が出てきました。理由は明確にされていないようですが、明らかに「来年6月までに選挙をする最適の時期は今だ。遅れれば遅れるほど、傷は深くなる(=与党に不利になる)」という判断と思われます。色ロな解説者が、「ここ数年間の弥縫策」について、説明していました。その最大のものは、当時は世界中で話題になり、日本でもいろいろと報道されていた「アヤソフィア博物館のモスク化」だと思われます。欧米では“アヤソフィア「正教教会」のモスク化”と故意か過失の説明がありましたが、アヤソフィアは1453年のコンスタンチノープル陥落以降(正確には23年後のようです)500年近くはモスクとして使用され、アタテュルク初代大統領が1923年後の共和国建国後に「博物館化」していたものです。それをエルドーアン大統領が「“再び”モスク化すること」によって、保守・親イスラム勢力からの支持上昇を期待したのですが、その効果は1、2ポイント程度で、しかも短期間で消失した(KOVID-19 対策の失敗でかき消された)ものと考えられています。最近では、昨年12月のドル介入、最低賃金の引上げのほか、数ヶ月前には食料品や生活必需品、家庭用電気料金にかかる付加価値税の引下げ、7月からの最低賃金の再度の引上げ、年金額の引上げ(公務員給与の改定は法律上の義務で、しかもTUIKが低く発表している消費者物価に基づく)などを行っていますが、高インフレ(物価高)の低下傾向へ転換は当然ながら、生活苦の緩和にはほとんどつながっていないことが明確になっています。

 説明が長くなってしまいましたが、要約すると次のようになります。「エコノミストを自称する」エルドーアン大統領と、そのエルドーアン大統領が指名した閣僚はインフレ対策が無策であり、国民の忍耐力・不満も限界に近づいている。それを「県、市・区の支部代表のすげ替え」、あるいは「閣僚などのすげ替え」で乗り切ろうとしているという解説もありましたが、「AKP内部の、しかもかなりの有力者の中からも、エルドーアン大統領批判や早期選挙を求める声が出始めた状況」になっているということのようです。

 

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 今日(8日)は、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1~3の記事を紹介します。

 (5月の) 経常収支統計が発表された

 エルドーアン大統領は、『トルコの2023年目標を達成させ、2053年ビジョンを決意を持って遂行する』と発言

3 (金融投資手段別の中では、)6月に最も高い実質利益はドルがもたらした

4 食事代及び通勤費の補助額の免税額が引上げられた

5 トルコ全土で、今年上半期に150万件以上の不動が売却された

6 チャヴシュオール外相はバリ島で行われたG20外相会合で、(複数の国と)2国間会談を実施した

 

 今日、最初に紹介するAAの記事の見出しは、「(5月の) 経常収支統計が発表された」で、今日(8)付の記事で、抜粋して紹介します。

 2022年5月には経常収支は646,800万ドルの赤字となり、12ヶ月の累積経常赤字は2944,400万ドルとなりました。

 トルコ中央銀行(TCMB)から発表された経常収支統計によれば、今年5月の国際収支は、昨年同月から315,100万ドル増加して646,800万ドル赤字となりました。その結果、過去12ヶ月間の累積経常収支の赤字は2944,400万ドルに増加しました。この展開には、この時期のサービス収支から生じた黒字は232,500万ドル増加して322,200万ドルして322,200万ドルになり、また、第一所得収支の流失が41,700万ドル減少して91,300万ドルの赤字にとどまったにもかかわらず、同時期の経常収支における貿易赤字が569,900万ドル増加して875,300万ドルとなったことが大きく影響しました。また同時期の、サービス収支の詳細項目である旅行収支の黒字は、154,500万ドル増加して209,700万ドルとなりました。

 ここからは一言解説・雑感です。いわゆる観光収支は、昨年と比べて激増していることは事実です。いつの時点での契約かは不明ですが、リラ安の影響があったことは否定できません。ホテルなどで提供するサービスが全て国産で賄うことができるのであれば経常収支は激増しそうですが、理由は説明されていませんが、実際には財の輸入が激増して、経常収支全体の赤字は急拡大している状況が継続しています。

 

 今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『トルコの2023年目標を達成させ、2053年ビジョンを決意を持って遂行する』と発言」です。こちらも今日付の記事で、インフレ関連部分のみ抜粋して紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、クルバン・バイラム(犠牲祭)のために出したビデオメッセージで、トルコ国民とイスラム世界のクルバン・バイラムを祝いました。

 エルドーアン大統領は、国際経済における悪化がトルコに悪影響を与えたほか、トルコリラ相場の乱高下と物価高が人々の日常生活で引き起こしている困難さを認識していることを伝えました。実施した各種対策と計画によってこれらの困難さを乗り越えるたびにトルコの可能性と相乗効果をより良く理解できることを説明したエルドーアン大統領は、次のように述べました。「トルコ国民に対して、実施した計画に対するより強い支援ともう少しの忍耐をお願いする。トルコの2023年目標を達成させ、トルコの若者たちに我々が残すことができる最も価値のある遺産である2053年ビジョンを決意を持って遂行する。トルコとトルコ国民として、共和国史上常に我々が開始した全ての試みをありとあらゆる方法による妨害のために、我々は何度も戦死者を出してきた。今回は、歴史から我々が学んだ教訓と我々が手に入れた有利さのお陰で、強大なトルコを樹立させるため、いかなる中断も後退も許さない。神様のご加護がりますように。」

 

 

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Last updated  2022.07.10 05:05:29
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